57_福岡県久留米市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.57
申請日:2023年1月5日
申請/実施責任者:久留米市 保健所衛生対策課
場所:福岡県久留米市
居住者: 当事者本人(54歳、男、運送業)、配偶者(63歳、女、作業所)、息子(25歳、男、作業所)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:20頭
手術日:1月20日
協力病院:どうぶつ基金病院(みやま)
チケット発行数:11枚(手術済み9頭を除く11頭分を申請)
手術頭数:11頭
協働ボランティア:個人ボランティア

申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)

  1. 1994年、友人から猫を1頭もらい受けた。
  2. 最初から不妊手術をせずに室内外を行き来させていた。繁殖を繰り返していたが、発情期に帰ってこなくなった猫や病気・事故で死亡する猫もいて増減し、10頭前後になった(この時はアパートに居住)。
  3. 現在15歳の三毛猫を連れて現在の住居に転居したが、そこでも室内外を行き来させ、さらにメス9頭(未手術・室内飼育)のほか、昨年から2か月のオスのシャム猫(室内飼育)を飼い始めた。室外飼育している猫も含めて現在の頭数に至っている。
  4. 2022年8月、屋外に猫が多数いて糞尿被害が生じていると近隣住民から市の動物管理センターへ苦情があり多頭飼育が発覚。
  5. 苦情があった翌日に動物管理センター職員が訪問。配偶者からの聴収等により状況確認。9月に動物管理センターから相談を受けたボランティアが一部の猫に不妊手術を実施した。10月初旬に動物管理センター職員が再度現地を訪問し、室内飼育の徹底と不適切な餌やりをしないよう指導したほか、ボランティアが一部の子猫を引き出して譲渡している。
  6. 12月中旬に動物管理センターとボランティアで今後の対応を協議した。配偶者と息子には障害があり、それに伴い経済面での問題もある。支援なしに残りの猫に不妊手術を行うことは極めて困難であり、さらなる繁殖の恐れがあるため申請を決定した。
  7. チケットにて全11頭の手術が完了。これで20頭すべて手術済みとなった。猫は今後も当事者が飼育を継続する。
  8. 支援前は雑然としていたが、支援時に部屋の整理整頓が図られたことにより衛生環境も改善された。
  9. 衛生状態が向上したことで猫の健康状態が良くなり、ストレスも軽減したと考えられる。トイレの数や運動スペースも適切に確保された。
手術日 オス メス 耳カットのみ
1月20日 2 9 0 11
2 9 0 11

 

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
行政と協働ボランティアとの事前調整や役割分担が良好に進んだ。


どうぶつ基金スタッフコメント
全20頭が手術済みとなり、ひとまず解決に向けて一歩前進しました。ただ、これまでの経緯を考えると今後も注視が必要です。前の住居でも無節操に猫を増やしたあげく1頭だけを連れて転居(転居時に1頭のみだったのか、他にも飼育していた猫がいたのか、いた場合に他の猫はどうなったのか等不明です)、そして、転居先でも猫を増やして多頭飼育状態に陥った当事者です。とても飼い主としての責任を自覚しているとは思えません。二度と同様のことが起こらないよう、継続して指導を行っていただくことを希望します。
本件は動物管理センターと協働するボランティアが一度不妊手術を試みていますが、全頭実施には至りませんでした。多頭飼育救済は「すぐやる、全部やる」が鉄則です。少しずつ手術をするやり方では、いつまでたっても繁殖は止まりません。どうぶつ基金の多頭飼育救済であれば、一度もしくは短期間で全頭への手術が可能です。あれこれ考えて時間をかけるよりも、一刻も早く解決するためにご活用いただきたいと思います。


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