24_富山県富山市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.24
申請日:2022年8月19日
申請/実施責任者:富山市保健所
場所:富山県富山市
居住者:当事者本人(53歳、女、パート)、母親(79歳、女、無職)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:26頭
手術日:9月22日、29日、10月6日、27日
協力病院:大谷獣医科
チケット発行数:30枚(申請時は30頭と把握)
手術頭数:26頭(支援実施時に26頭と判明)
協働ボランティア:個人ボランティア

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 10年前に当事者が県外から猫を連れて現場である実家へ戻った。当初の猫の頭数は20頭であった。
  2. 不妊手術を行わずに飼育を継続したことから繁殖して数が増えていった。
  3. 近隣住民からボランティアに苦情が寄せられ、ボランティアが行政に相談したことにより多頭飼育崩壊が発覚、なるべく早く不妊手術を実施するよう指導を実施。
  4. 雌雄を分けて飼育しており今は子猫が生まれていないが、全頭が未手術でいつ子猫が産まれ頭数が増加してもおかしくない状況である。また、不衛生な飼育環境により感染症の危険性も高い。
  5. 全頭の不妊手術、部屋の清掃、飼育環境の改善が必要であり、当事者が手術に同意したため申請に至る。
  6. 現場の猫は30頭としていたが、支援時に26頭であったことが判明。4回に分けて全26頭の手術を実施した。
  7. 26頭すべて現場に戻り、当事者が飼育を継続する。支援時に猫部屋を清掃して整理したことで猫の運動スペースが増え、猫のストレスも軽減された。臭いも低減している。
手術日 オス メス 耳カットのみ
9月22日 10 0 0 10
9月29日 3 7 0 10
10月6日 0 2 0 2
10月27日 0 4 0 4
13 13 0 26

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
今回は26頭を全4回に分けて手術したが、当事者から「猫部屋を清掃したい」との希望があった。そのため、術後の猫を保健所で一時的に預かって清掃のための時間を稼いだ。結果、室内の清掃がスムーズに進み、かなり環境が改善されたように思う。


どうぶつ基金スタッフコメント
当事者が猫を連れて実家に戻った10年前からすでに多頭飼育の状態でした。この時点で20頭いた猫が、10年後の今は26頭。猫の繁殖力を考えると、もっと頭数が増えていてもおかしくありません。この10年間、どれだけの子猫が産まれ死んでいったのでしょうか…。
行政の報告からは、当事者の猫に対する感情や愛情をくみ取ることはできませんでした。多くの人の支援を受けて改善のきっかけをつかんだ今、当事者がすべきことは、目の前の26頭の命に真摯に向き合い、彼らが最期まで穏やかに健康に暮らせるよう努めることです。当事者がその責任を全うできるよう、行政やボランティアには継続して関わっていただきたいと思います。


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