36_北海道登別市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.36
申請日:2021年9月3日
申請/実施責任者:登別市 市民生活部 環境対策グループ
場所:北海道登別市
居住者:当事者本人(40歳、女性、無職)、配偶者(40歳、男性、会社員)、長男(9歳)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:41頭
手術日:実施なし
協力病院:Mobile VET Office
チケット発行数:41頭
手術頭数:0頭

申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)

  1. 約2~3年前、自宅近くにいた野良猫を2頭保護して飼い始めた。
  2. 保護したうちの1頭が妊娠しており3頭の子猫を産んだ。その後、同じ猫が外を行き来して再び妊娠し、子猫を数頭産んだ。
  3. それ以降は敷地内から出ないように飼育しているが、オスとメスを分離して飼育するもうまく続かず、繁殖を繰り返してどんどん増えてしまった。
  4. 餌代などの出費が生活を圧迫している状況で全頭に不妊手術を行うことは経済的に困難であり、当事者の手に負えない状況となっている。
  5. 近隣住民から市に対して悪臭の苦情があり多頭飼育が発覚した。
  6. ボランティア団体・北海道胆振総合振興局・市の3者で当事者宅を訪問し、聞き取りを行ったうえで申請。実施方法は、関係者で検討のうえ協力病院に出張してもらうことに決定。当事者も協力病院の交通費(実費)を負担することについて承諾していた。
  7. しかし、実施段階の調整に入った段階で、経済的な理由から当事者が実費負担について難色を示したことで中止となった。
  8. 引き続き、状況確認と当事者の説得を継続し再度申請することを考えている。

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】
支援未実施のためなし

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
当初、当事者は協力病院の出張費を実費負担することに同意しており申請までは問題がなかった。
しかし、チケットが発行され実施という段階になって当事者が経済的な理由により実費負担を拒否。猫の譲渡が徐々に進んでいることから、このまま譲渡を進めて手術の実施は見送りたいと言い出し、関係者とともに手術の必要性を説明し説得したが、当事者の意向は変わらず支援は中止となった。
実費負担について、当事者の同意をもとに確保できるものとして進めていたが残念である。引き続き、状況確認と説得を継続し、次回は確実に実施できるよう実際に費用が準備できたことをもって再度申請したいと考えている。


どうぶつ基金スタッフコメント
あとは不妊手術を行うのみでしたが、当事者の心変わりによって支援中止となりました。
直前になって協力病院の出張費の負担に難色を示したとのことですが、手に負えない状況であるにもかかわらず支援の手を自ら振り払ったことになります。これまでの経緯を見ても、この当事者が繁殖制限を徹底しながら40頭もの猫の譲渡を進められるとは到底思えません。また、譲渡される猫は当然、未避妊・未去勢の状態で譲渡されます。譲渡先が不妊手術をきちんと実施してくれるのかも不確実な状況です。
一刻も早い最新に向けて、行政には粘り強く説得を続けていただきたいと思います。


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