60_茨城県大子町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.60
申請日:2023年1月25日
申請/実施責任者:大子町 生活環境課
場所:茨城県大子町
居住者:当事者本人(65歳、男、無職)
居住環境:貸家/戸建て
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:30頭
手術日:3月1日
協力病院:茨城さくらねこクリニック
チケット発行数30枚
手術頭数:30頭
協働ボランティア:茨城さくらねこの会

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 7年ほど前に友人から3頭の猫を譲り受けた。
  2. 経済的な理由から不妊手術ができなかったこと、近隣の迷惑を考えて完全室内飼育にしていたことから、7年の間に3頭→30頭に頭数が増加した。
  3. 近隣住民からの苦情により多頭飼育状態であることが発覚し、県の動物指導センターの協力のもと雌雄を分けて飼育するよう指導した。
  4. 現場は猫の糞尿が堆積し、猫にとっても人間にとっても衛生環境が非常に悪い。住居内で雌雄を分けることが難しく、生活保護受給者のため経済的な問題もある。何より当事者自身が解決したいと希望していることから、ボランティア団体と一緒に現地確認を行ったうえで申請を決定。
  5. 無事に全頭の不妊手術が完了。猫を現場に戻すまでの間にできる範囲で現場の片づけを行い、飼育環境は多少改善した。
  6. 手術後、猫の健康状態は特に問題ない。ボランティア団体が3頭を保護し、残る27頭は現場に戻っている。今後も当事者が飼育を継続するが、ボランティア団体や県動物指導センターの協力のもと譲渡先を探して、段階的に猫を減らしていく予定。
手術日 オス メス 耳カットのみ
3月1日 12 18 0 30
12 18 0 30

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】  

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
ボランティア団体の協力のもと、どうぶつ基金の支援を利用して全頭を不妊手術することができた。これ以上、猫が増える心配がなくなり、その点においては安心することができた。今後は猫の譲渡により頭数を減らしていけるかが課題である。


どうぶつ基金スタッフコメント
すべての猫が手術済みとなりましたが、支援後の写真を見ても分かるとおり飼育環境・衛生環境の改善は不十分です。支援時に可能な限り清掃して多少の改善はあったとのことですが、猫の譲渡先探しとともに現場の環境改善が今後の大きな課題として残っています。当事者が問題意識を持っているところが救いですが、当事者のみで解決することは難しく、今後も行政ならびにボランティア団体の関与が必要と思われます。
不妊手術の完了によって繁殖が止まり、これ以上猫が増えることはありません。当事者にも考えて行動する時間が生まれるはずです。せっかく解決の一歩を踏み出した案件ですので、今回の支援を無駄にしないようにサポート・見守り・指導を継続していただきたいと思います。


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