75_北海道名寄市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.75
申請日:2022年1月28日
申請/実施責任者:名寄市 市民部環境生活課
場所:北海道名寄市
居住者: 当事者本人(74歳、男、無職)、配偶者(73歳、女、無職)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:40頭(うち1頭手術済み、当初は20頭と申告あり)
手術日:2月22日、3月17日、27日
協力病院:Mobile VET Office
チケット発行数:19枚(当初の未手術頭数19頭で申請)
手術頭数:12頭(7頭は緊急性がありボランティア団体が費用を負担し手術済み)
協働ボランティア名:NPO法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道

申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)

  1. 10年程前に息子が拾ってきた猫が妊娠しており子猫を出産。その際は、近所の方も「かわいい」と言い、子猫をもらってくれた。
  2. その後も近所がもらってくれるだろうと考え、出産を続けてしまった。当事者の入院により詳細不明だが、野良猫を保護したり知り合いの飼い猫を引き受けたりしていた。
  3. その後、配偶者の健康状態が悪化したことなどから猫の管理ができない状況となってしまった。
  4. 新聞配達員からボランティアへ「猫が多く悪臭がしている」との情報提供があり発覚。
  5. 猫の糞尿や生活ごみ等で住宅の衛生面に大きな問題が生じているが管理できる状態ではなく、当事者・配偶者ともに入院することが決まったため申請に至った。
  6. 申請時は猫の総数20頭(うち1頭は手術済み)とのことであったが、2階に潜んでいて確認できていなかった猫が8頭いたことにくわえ、申請後に12頭の猫が生まれてしまい、最終的に現場の猫の総数は40頭になった。
  7. 緊急性のあった7頭について、ボランティアが費用負担して別病院で手術を実施。チケットによる手術は12頭となった。
  8. 残念ながら現場の住宅内で1頭、申請後に生まれた12頭の子猫うち7頭の計8頭が亡くなった。当事者はまだ入院中のため、死亡8頭を除く32頭をボランティア団体が保護。うち7頭はすでに譲渡されている。
  9. 今後については当事者および当事者家族と相談中。
  10. 住宅はボランティアと行政で清掃を行い、ごみ等はすべて処分した。猫の生活環境は、ボランティア団体による保護、譲渡で大きく改善されている。
手術日 オス メス 耳カットのみ
2月22日 1 4 2 7
3月17日 3 0 0 3
3月27日 0 2 0 2
4 6 2 12

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
ボランティアの協力を得て、今回初めて多頭飼育救済支援を利用させていただき本当に助かりました。もう少し早期発見、早期対応がとれていれば良かったと感じています。
今回の経験を今後の活動につなげていきたいと考えています。


どうぶつ基金スタッフコメント
「近所がもらってくれるだろうと考え、出産を続けてしまった」という言葉には、何とも言えない怒りを感じます。当事者は野良猫の保護や知り合いの飼い猫を引き受ける等もしていたようですが、不妊手術を徹底せず、行き場のない命を生み出す人は保護活動をしてはいけません。
今回は当事者が入院したため、死亡した8頭を除く32頭全頭がボランティア団体に保護されました。新たに見つかった成猫8頭はすでに不妊手術が完了しており、生存している子猫5頭は未手術の状態で保護されていますが、里親探しが始まっており、時期を見計らって手術が行われるでしょう。すべての猫たちが、新たな家族を見つけて穏やかに暮らせることを心から願います。


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