30_北海道日高郡新ひだか町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)同案件2回目

申請No.30
申請日:2022年9月12日
申請/実施責任者:新ひだか町保健福祉部生活環境課
場所:北海道日高郡新ひだか町
居住者:当事者本人(70代、女、無職)息子(50代、飲食業)息子妻(40代、パート)孫(20代、介護職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:14頭(うち13頭は手術済み)
手術日:2022年11月29日
協力病院:本間動物病院
チケット発行数:1枚
手術頭数:1頭
協働ボランティア:協働ボランティア:WARP

申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)

  1. 2022年5月に1回目を実施した案件である。1回目の支援終了時、当事者宅には30頭(手術済み19頭+未手術11頭(うち子猫8頭))が残っていたが、2回目の申請までに子猫8頭+手術済みの猫6頭=計14頭がボランティアへ譲渡された。
    ※新ひだか町1回目レポートはこちら
  2. 当事者宅には未手術の成猫が3頭残っていたが2頭が行方不明となり、残る1頭分の申請となった。
  3. 2回の支援が完了し、現在、当事者宅には手術済みの14頭のみが暮らしており、引き続き当事者が飼育していく。
  4. 支援前と比較して飼育環境は徐々に改善している。
  5. 支援全体を通してボランティア団体が保護した未手術の猫(子猫8頭、成猫2頭)についても、すでに手術済みであることを確認している。
手術日 オス メス 耳カットのみ
11月29日 0 1 0 1
0 1 0 1

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
担当者変更により、事業の実施が少々遅くなったが、そのほかについては特に問題なく実施できた。


どうぶつ基金スタッフコメント
1回目の支援から4カ月を経過していました。2頭が行方不明となってしまったことは残念ですが、2回の支援によって猫の不妊手術が完了し、一部の猫はボランティア団体によって保護されました。本当の解決へ向けて大きく前進したと言えます。
当事者宅には手術済みの14頭が残ります。1回目の支援後、当事者は深く反省していたとのことですが、反省するだけでは当事者自身も猫も幸せにはなれません。「飼い主として何をすべきなのか」を自問自答しながら、迷った時は行政やボランティア団体を頼りながら、自分の手元に残ってくれた14頭の猫が最期を迎えるその日まで責任と愛情を持って接してほしいと思います。


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