2_和歌山県かつらぎ町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)※同案件2回目

申請No.2
申請日:2025年4月3日
申請/実施責任者:かつらぎ町役場 環境課
場所:和歌山県伊都郡かつらぎ町
居住者:当事者本人(68歳、男、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):25頭(1頭)
手術日:4月16日、17日、6月19日
協力病院:堺スペイクリニック
チケット発行数:23枚(1回目支援で手術済みとなった2頭を除く未手術23頭分を申請)
手術頭数:8頭(15頭は捕獲ができず)
協働ボランティア:なし

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 2025年3月に同案件1回目の支援が行われ2頭の不妊手術を実施している。1回目はチケットの使用期日が短く、病院の受け入れ数の確保もできなかったため、今回の支援は2回目となる。※かつらぎ町1回目のレポートはこちら
  2. 手術済みの2頭を除く23頭分を申請。
  3. 猫は室内で暮らしているわけではなく、自由に部屋と屋外を出入りしている。当事者の住む地区の周辺でさくらねこ事業を数回行っているので、捕獲器を知っているのか捕獲器に近づかない猫が多い。そのため、日を改めて再度捕獲を試みたが全頭捕獲をすることができなかった。当事者の努力もあり8頭は不妊手術ができたが、全頭の捕獲はできず、子猫を含む15頭の猫が未手術である。まだ警戒心が強いと思われるため、状況を見て全頭を手術できるように当事者と協力していく。
  4. 室内の清掃を行い、猫の毛・食べ残し・ふん尿の撤去を行った。トイレの数は3か所から8か所に増やし、室内の整理を行い運動スペースを確保した。決まった時間に餌をあげ、飼育かごの設置、トイレのシート交換を行うようにしている。
  5. 当事者と猫はこのまま同じ場所に住み続ける。
手術日オスメス耳カットのみ
4月16日4004
4月17日2002
6月19日0202
6208

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
予定していた頭数を捕獲することはでき来なかったが、8頭の手術をすることができた。頭数は少ないが救うことができたと思う。


どうぶつ基金スタッフコメント
同案件で2回目の申請となりました。未手術の猫が数頭でも残っていれば元の状態に戻ってしまう可能性は高くなります。二度にわたる支援を無駄にすることのないよう、今後は行政が定期的に飼養状態を確認するなど、元の状態に戻らないよう全頭の手術が完了するまで、定期的なサポートを強く望みます。


2025年度 多頭飼育救済支援実績はこちら
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