44_鹿児島県鹿児島市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.44
申請日:2025年11月10日
申請/実施責任者:鹿児島市・生活衛生課
場所: 鹿児島県鹿児島市田上台
居住者:当事者本人(73歳、女、パート)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):15頭(0頭)
手術日:11月25日
協力病院:ル・オーナペットクリニック
チケット発行数:14枚(1頭は不妊手術済み)
手術頭数:14頭
協働ボランティア:NPO法人犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 約5年前、4頭(成猫1頭、子猫3頭)の野良猫を保護した。
  2. 室内で飼育していたが、不妊手術をしていなかったため繁殖を繰り返し、現在の頭数となった。
  3. 2025年10月、状況を探知した市民からの情報提供により発覚。
  4. 部屋の清掃、トイレの設置と管理を行うよう指導を行ったが、当事者はパート収入のみで生活していることから不妊手術費用を当事者が負担することは困難との判断から申請に至る。
  5. 手術済みであった1頭を除く14頭分のチケットを申請し、全頭が手術済みとなった。15頭の猫はこのまま当事者が飼養を継続する。
  6. 猫の様子に変化はないが、室内の清掃、トイレの設置と管理、室内の換気によって糞尿の臭いも軽減した。
手術日オスメス耳カットのみ
11月25日410014
410014

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
当事者は高齢で経済的に余裕がなく、周りに頼れる人もおらず、多数の猫の不妊手術を実施できずにいた。どうぶつ基金の支援を受けたことで全頭の手術を短期間で実施することができ、今後繁殖する恐れがなくなったことで当事者も安堵している様子だった。
トイレが設置されておらず室内のいたるところに糞尿が認められたが、トイレの設置と管理方法を指導したことで飼養環境の改善も行うことができた。


どうぶつ基金スタッフコメント
どんどん増えていく猫のことを誰にも相談できず、当事者も辛い毎日だったでしょう。ただ、最大の被害者は不衛生な環境で暮らすことを余儀なくされた15頭の猫たちでした。
5年ほど前に野良猫の親子を保護した時、当事者には目の前の命を助けてあげたいというただただ優しい気持ちしかなかったと思います。見捨てることができず手を差し伸べた優しい人が多頭飼育崩壊に陥るケースは非常に多く、だからこそ余計にやるせない気持ちになります。
今回は近隣住民の情報提供から支援につながり、全頭の手術完了と飼養環境改善を達成することができました。とはいえ、これはあくまでスタートでしかありません。当事者には、ともに暮らす15頭の猫が健やかに穏やかに毎日を過ごせるよう、今後も愛情をもって向き合っていただくことを願います。


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