63_福岡県古賀市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.63
申請日:2021年12月8日
申請/実施責任者:古賀市 環境課
場所:福岡県古賀市
居住者:当事者本人(女、56歳、自営業)配偶者(男、70歳、自営業)配偶者母(女、90歳、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:13頭(13頭の内6頭はすでに手術済)
手術日:2022年2月8日
協力病院:cat spot clinic
チケット発行数:7枚
手術頭数:3頭(1頭は行方不明。3頭は手術体重に達していなかったため手術できず)
協働ボランティア:kogaねこ

申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)

  1. 約10年前、4~5頭の野良猫が自宅に来たのでエサをあげて飼い始めた。
  2. 飼い始めた猫がすぐに子猫を産み、10頭程に増えてしまった。
  3. その後、数が減って10頭未満で推移していたが、2021年になってまた10頭を超えてしまった。不妊手術をしたほうが良いとは思っていたが、経済的に厳しい状態で手術はできず。
  4. 近隣住民から市に猫の糞に関する苦情があり、多頭飼育であることが発覚。
  5. 13頭中6頭は手術済み。未手術の子猫7頭が生後半年を迎えるが、当事者には不妊手術の費用を捻出することが難しく申請に至った。
  6. 手術対象だった7頭のうち1頭は行方不明、3頭は手術体重に達していなかったため手術できず。チケットによる手術は3頭のみとなった。
  7. 当事者が全頭の飼育を継続する。食事場所や周辺の清掃を行い、トイレや寝床も設置した。
  8. 手術をしたことでケンカが減って尿臭が和らぎ、発情行動がなくなって遠出しなくなった。
  9. 未手術であった子猫3頭は、後日ボランティアの協力で別病院で手術済。行方不明の1頭を除いて全頭手術済みとなった。
手術日 オス メス 耳カットのみ
2月8日 2 1 0 3
2 1 0 3

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
3頭の猫が体重2キロ未満であったためチケットを活用しての手術ができなかった。事前に手術できる要件を確認しておくべきだった。
手術が完了してトイレの設置も行われたことで、苦情を寄せていた近隣住民からも糞尿被害が改善されたと報告があった。


どうぶつ基金スタッフコメント
申請時点ですでに成猫6頭が手術済みであったこともあり、申請から支援実施までの間に頭数が増えてしまうようなこともありませんでした。1頭が行方不明になってしまったことは残念でしたが、今回の支援で体重が足りず未手術となった子猫3頭も、ボランティア団体の協力により不妊手術を終えました。多頭飼育発覚のきっかけとなった近隣住民からも、糞尿被害が軽減したとの声が寄せられるなど支援の効果が表れています。
どうぶつ基金は完全室内飼育を推奨していますが、地域性などもあり徹底はなかなか難しいところです。それであるなら、猫が近隣住民から嫌われ疎まれることがないようにするのが飼い主の務め。室外飼育をしている飼い主や室内外を自由に行き来させる飼い主は決してそのことを忘れず、近隣住民から猫が愛されるように努力すべきです。


2021年度 多頭飼育救済支援実績はこちら
多頭飼育救済に関するお問合せはこちら

最近の投稿
  • 37_東京都東大和市多頭飼育救済支援レポート(行政枠) 同案件2回目(1回目㉟)
  • 44_埼玉県川越市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
  • 61_和歌山県かつらぎ町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
  • 72_佐賀県鳥栖市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)