23_群馬県安中市多頭飼育救済支援レポート(行政枠) 

申請No.23
申請日:2023年6月28日
申請/実施責任者:安中市 環境政策課
場所:群馬県 安中市
居住者:当事者本人(60歳、女性、無職)、長男(61歳、サービス業)、次男(57歳、無職) 
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:28頭
手術日:7月14日
協力病院:ふー動物病院(群馬分院)
チケット発行数:8枚(当初の総数11頭のうち、子猫3頭を除く成猫8頭分を申請)
手術頭数:9頭(1頭はボランティア団体の費用負担にて手術済み)
協働ボランティア:NPO法人郡馬わんにゃんネットワーク

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 野良猫に餌を与えたことがきっかけで、10年以上前から猫を可愛がるようになった。多頭飼育状態に陥るまでの期間は不明だが、最初は1頭だった。
  2. 室内外を自由に出入りできる状態で不妊手術をせずにいたため、頭数が増えてしまった。
  3. 民生委員が相談したことにより発覚。多頭飼育崩壊への不安のほか、周囲のゴミ問題についても相談があった。その後、何度か現場を確認してボランティア団体に協力を依頼した。
  4. 当事者に不妊手術をするよう助言するも、経済的に手術費用を捻出することが困難という話があった。
  5. 1頭の猫はひどいケガをしており、子猫はノミが付いている状態。室内外を合わせると10頭以上の猫がおり、全頭未手術である。これ以上の頭数増加は猫と当事者の双方にとって好ましくない状況であると判断し申請に至る。
  6. 当初、現場の猫は11頭としていたが、室外にいる子猫の数が正確に把握できておらず、申請後に子猫が生まれたこともあって最終的に28頭(子猫19頭、成猫9頭)となった。チケットが不足した成猫1頭については、ボランティア団体の費用負担により手術済み。
  7. 子猫19頭は譲渡済みで、今後、里親にて手術を実施予定である。成猫9頭は当事者が引き続き飼養する。
  8. 術後の健康状態は良好で、室内を掃除したことで臭いも軽減され、1階のゴミも減ったことで猫にとっても住みやすい環境となった。
手術日 オス メス 耳カットのみ
7月14日 5 3 0 8
5 3 0 8

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
捕獲作業がスムーズに進み、猫へのストレスが少なくて済んだ。当事者立会いのもと、確認をしながらリリースすることができた。


どうぶつ基金スタッフコメント
多頭飼育崩壊に陥ったケースのうち、今回のように「最初は野良猫への餌やりをしていただけだった」という事例は少なくありません。それが「飼育」に切り替わったきっかけが何だったのかは分かりませんが、TNRをしっかり行っていくことが多頭飼育崩壊の防止にもつながるのではないかと考えています。同時に「餌をあげている=飼っている」という誤った認識を変えていく必要があります。
民生委員の相談によって発覚した多頭飼育崩壊は、行政やボランティア団体など多くの人の協力により解決の一歩を踏み出しました。19頭もの子猫が新しい家族のもとに出発し、当事者のもとに戻った9頭の成猫の飼育環境も改善傾向にあります。手術をして終わりではなく、今後も当事者がしっかりと飼い主の責任を全うできるよう行政には指導と見守りを継続していただきたいと思います。


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