長崎県大村市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)②

申請No.2
申請日:2020年3月13日
申請/実施責任者:大村市役所
場所:長崎県大村市
居住者: 当事者本人(90歳、男、無職)、長男(自営業)、長男の妻(主婦)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:41頭
手術日:4月22日、5月4日、12日
協力病院:ありあけペットクリニック
チケット発行数:41枚
手術頭数:41頭

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 飼育時期は不明だが、当事者の妻が猫の保護活動をされてたのがきっかけで、約25頭飼育していた。
    2. 当時者の妻が長年猫の世話をしていたが、体調を崩し5年ほど前から管理ができず、金銭的に余裕がなく不妊手術ができなくなった。妻は昨年9月に90歳で亡くなった。
    3. 2階に長男夫婦が住んでいるが猫の世話について協力は得られず、次男が家庭訪問して猫の世話をしていた。
    4. 次男も高齢となり、年金受給者で所得も少なく飼育する為に体力的・金銭的にも余裕がなく、ボランティア団体のみの支援も厳しくなり、これ以上の繁殖を食い止めるのが難しい状況となったため、申請に至る。
    5. 次男の妻によるアニマルレスキューハッピーりぼんへの情報提供により多頭飼育が発覚した。
    6. 手術後は臭いもなくなり、病気になる回数も減少した。
    7. 最初は57頭の猫がいたが、16頭は申請前に譲渡されていたため申請時の総数は41頭。手術後にオス1頭、メス2頭を譲渡し、現在38頭をボランティア団体にて保護している。今後も、譲渡会などを通して残りの猫の譲渡先を探していく。
    8. 今回は、手術に際して当事者が飼育放棄したため、アニマルレスキューハッピーりぼんがすべての猫をシェルターに移動させて保護した。なお、このシェルターは以前からあるものではなく、今回の多頭飼育崩壊で行き場のなくなった猫たちを保護するために設けられた。
    9. 今回は、特別なケースとして獣医師が現場に赴き手術を行った。猫が保護されているシェルターから動物病院まで片道1時間強かかることと、頭数が多いことを考慮した協力病院のご厚意によるものである。
手術日 オス メス 耳カットのみ
4月22日 2 2 4 8
5月4日 2 4 25 31
5月12日 2 0 0 2
6 6 29 41

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・対象となる猫について、手術を行うことができた。


どうぶつ基金スタッフコメント
手術に際して当事者が飼育放棄したため、手術前にボランティア団体が全頭を保護しました。
今回の救済のためだけにシェルターを作ったボランティア団体の惜しみないご協力と、さまざまな事情を考慮して現場に赴いて手術を行ってくださった協力病院のご厚意により、猫たちと当事者の生活環境が迅速に改善されたと感じます。
猫が可哀想で捨てられなかったー。優しい気持ちから始まる多頭飼育崩壊ほどつらいものはありません。
飼えない数は飼わない、そして複数を飼育する場合は必ず不妊手術が必要なのだということを、もっともっと浸透させていかなければなりません。


現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
茨城県笠間市 6 3 0 0 9
長崎県大村市 6 6 0 29 41

 

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