申請No.11
申請日:2019年09月13日
申請/実施責任者:松原市環境予防課
場所:大阪府松原市
居住者:当事者本人(44歳、女、無職)
居住環境:借家/アパート
生活保護受給の有無:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:8頭
手術日:10月9日
協力病院:ねことわたしスペイクリニックKOBE
チケット発行数:6枚
手術頭数:6頭
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
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- 3年前に友人から2頭任された。
- 2頭を半室内飼いしていたら子猫を連れて帰ってくるようになり、3年間で8頭までになった。
- そのため、ふん尿の始末が追い付かなくなり家が荒れ周辺に迷惑をかけるようになった。
- 周辺でふん尿害があり、また猫が駐車場の車に乗ったりという被害もあり近所の方がNPOに相談して発覚した。
- 10月9日にオス3頭、メス3頭合計6頭を手術
- 周囲とのトラブルがあり、大家より立ち退きを迫られ本事業期間中に引っ越した。
- 当事者は引っ越しによる環境変化により、調子を崩し猫の飼育に関して責任が持てなくなった。
- 一時的にボランティア団体が預かっているが、当事者へ猫を飼っていく意思を確認のうえボランティア団体で全頭里親探しを行う予定だがうち1頭がすでに譲渡された。
- 当事者の家の清掃、猫の飼い方指導を行った。
手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
10月9日 | 3 | 3 | 0 | 6 |
計 | 3 | 3 | 0 | 6 |
【現場写真(支援前)】
【現場写真(支援後)】
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・何もしなければ、無秩序に猫が増えていたところを食い止めることができた。
・猫問題だけでなく、当事者の生活にかかわることにもなり福祉部門との連携が必要となった。
どうぶつ基金スタッフコメント
当財団に申請のある多頭飼育案件の中では比較的少ない頭数でした。多頭飼育救済はできる限り少ない頭数のうちに全頭不妊手術を施すことが、コストや手間を含めすべての面でリーズナブルです。何より不幸になる人や猫が少なくて済みます。そして問題解決もしやすいのです。今回のように比較的少数の間に行政が介入して問題解決を図ったことは、今後の良きケーススタディーになると思います。皆様ご苦労様でした。引き続き人と猫の支援をお願いいたします。
現場 | オス | メス | 性別不明 | 耳カットのみ | 合計 |
① 沖縄県国頭郡 | 7 | 14 | 0 | 0 | 21 |
② 宮城県宮城郡 | 13 | 24 | 0 | 0 | 37 |
③ 群馬県太田市 | 52 | 15 | 0 | 0 | 67 |
④ 沖縄県沖縄市 | 7 | 1 | 0 | 0 | 8 |
⑤ 群馬県富岡市 | 11 | 12 | 0 | 0 | 23 |
⑥神奈川県小田原市 | 8 | 5 | 0 | 0 | 13 |
⑦埼玉県川越市 | 30 | 23 | 0 | 0 | 53 |
⑧兵庫県川西市 | 10 | 16 | 0 | 2 | 28 |
⑨東京都中央区 | 2 | 11 | 0 | 0 | 13 |
⑩茨城県かすみがうら市 | 54 | 45 | 0 | 0 | 99 |
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