39_鹿児島県霧島市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.39
申請日:2025年10月16日
申請/実施責任者:霧島市役所 市民環境部 環境衛生課
場所:鹿児島県霧島市
居住者:当事者本人(62歳、女性、自営業兼アルバイト)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給なし
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):5頭(1頭)
手術日:11月25日、12月4日、12月11日、12月12日
協力病院:せとがわ動物病院
チケット発行数:5枚
手術頭数:4頭(1頭幼齢のため未手術)
協働ボランティア:個人ボランティア
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 10年前にメス1頭をペットショップで購入した。
- 5年後、自宅近くで怪我をしていたオス1頭を保護(2025年2月に室外へ出て行方不明)。
- 最初のメス1頭を室外に出していたため妊娠し、2024年8月頃に子猫(メス)が2頭生まれたが、うち1頭は死亡した。
- 2025年4月頃に2頭(オス1頭、メス1頭)が生まれたほか、2025年8月にも自宅近くに捨てられていた子猫1頭を保護。現在は室内で5頭を飼育している。
- 当事者から市に相談があり多頭飼育状態であることが発覚。
- 生活環境を清潔に保つように指導を行ったが、当事者は自営業と不定期のアルバイトと年金で生活をしており、住宅ローンや猫の餌代が家計を圧迫している。手術費用を捻出することが難しいことから申請に至った。
- 総数5頭のうち4頭は手術済みとなったが、1頭は幼齢のため手術ができなかった。
- もともと室内は清潔で飼育環境も良く、手術後もその状態が維持されている。また、健康状態の悪そうな猫は見受けられなかった。
- 今後も5頭はこのまま同じ場所に住み続ける。未手術の子猫1頭については、手術が可能な時期に2度目の申請を検討している。
| 手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 11月25日 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 12月4日 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 12月11日 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 12月12日 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 計 | 1 | 3 | 0 | 4 |
【現場写真(支援前)】


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
5頭の内訳がオス1頭・メス4頭で、さらに繁殖する可能性が高い現場だった。どうぶつ基金やボランティアが迅速に対応してくれたおかげで、申請から手術までスムーズに行うことができ、事態がより深刻化することを未然に防ぐことができた。
しかしながら、幼齢により手術ができなかったメスの子猫が1頭いるため、今後は2回目の申請を検討している。
どうぶつ基金スタッフコメント
申請前、申請後の現場写真からも当事者がしっかりとお世話をしていることがうかがえます。
不妊手術をしていれば確実に防げた事態ではありますが、この段階で自ら行政に相談した当事者の判断は正しいものであったと思います。頭数が少ないうちに対応できたことで、当事者と猫が穏やかな暮らしを取り戻すのにそう時間はかからないでしょう。
後戻りしないためには、未手術の子猫1頭の手術を速やかに行うこと、その完了を行政がしっかり見届けることが重要です。また、過去の経緯から、当事者が新たな猫を保護するなどして飼育頭数を増やすことがないよう定期的に状況確認を行う必要があるでしょう。



