茨城県かすみがうら市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)⑫

申請No.12
申請日:2020年6月16日
申請/実施責任者:かすみがうら市 生活環境課
場所:茨城県かすみがうら市
居住者: 当事者本人(女性、79歳)、同居人(70歳、男性)
居住環境:戸建て/貸家
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:31頭(当初45頭と認識していたが、実際に捕獲したところ31頭と発覚)
手術日:7月1日、28日
協力病院:茨城さくらねこクリニック
チケット発行数:45枚
手術頭数:28頭(全31頭のうち、子猫3頭については生後間がないため手術できず。後日手術予定)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 約5年前に近所に住む外国人から2~3頭の猫を預かって飼育を始めた。
    2. 不妊手術をせずに飼育していたためにどんどん猫の数が増え、野良猫も混ざって5年間でかなりの数になってしまい、1年ほど前から生活を維持できなくなった。
    3. 近所の方から市の生活環境課に糞尿被害の苦情が寄せられたことで多頭飼育が発覚。
    4. 申請時は、近隣の迷惑にならないよう屋外の狭い小屋で飼育していた。
    5. 不妊手術とともに猫の飼育環境の改善を実施。狭かった飼育小屋を改造で広くし、運動できるスペースとトイレを設置した。手術後はマーキングがなくなり、他の敷地で排泄することもなくなったため悪臭の苦情もなくなった。
    6. 45枚のチケットを申請したが、実際に捕獲したところ猫の総数は31頭だった。
    7. 全31頭のうち子猫6頭は保護猫カフェへ譲渡されることが決定した。当事者はこのまま同じ場所に住み続け、現場に残る猫の里親を探していく。
    8. 生後間もなく手術できなかった子猫3頭については時期をみて不妊手術を行う予定。
手術日 オス メス 耳カットのみ
7月1日 9 6 0 15
7月28日 3 3 0 6
8月11日 3 4 0 7
15 13 0 28

【現場写真(支援前)】
s_DSC_1269_2018_04_03.jpg 

【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
近隣からの糞尿や悪臭の苦情に配慮し、屋外の狭い小屋の中で猫を飼育していたため飼育環境は良くありませんでした。当事者は手術費用を捻出することもできず、猫がどんどん増えていく状況でしたが、どうぶつ基金の支援によって28頭の猫に不妊手術を実施することができました。
また、狭かった飼育小屋を改造によって広くし、猫が自由に動ける運動スペースやトイレを設置。マーキングや他の敷地内での排泄がなくなり、糞尿や悪臭の苦情もなくなりました。
手術後に6頭の譲渡が決まりましたが、他の猫も里親を探す予定です。生後間もなく手術ができなかった子猫3頭については、時期を見ながら後日手術予定としています。


どうぶつ基金スタッフコメント
今回は、申請いただいた際に飼育環境の改善についてもアドバイスをさせていただきました。協力病院まで距離があり、運搬などに苦労されるなか、猫部屋の改造にも着手いただいたことに感謝いたします。
ただ、これが一時のことで終わってしまっては意味がありません。当事者は現場に残り、猫とともに暮らします。今後も行政やボランティアによる見守りを実施していただき、飼育環境の維持と、二度と多頭飼育崩壊に陥ることがないよう継続的なサポートをお願いしたいと思います。
多頭飼育崩壊はいつも、たった数頭の猫から始まります。複数の猫を飼育する場合は必ず不妊手術をする、このことが当たり前になるようにこれからも訴え続けていかなければなりません。


現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
茨城県笠間市 6 3 0 0 9
長崎県大村市 6 6 0 29 41
群馬県富岡市 21 21 0 0 42
北海道根室市 8 6 0 0 14
兵庫県太子町 16 21 0 01 38
沖縄県うるま市 16 21 0 1 38
千葉県白子町 15 10 0 0 25
埼玉県飯能市 15 14 0 0 29
茨城県龍ヶ崎市 3 4 0 0 7
千葉県白子町 4 5 0 0 9
北海道むかわ町 9 11 0 0 20

 

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