68_鹿児島県霧島市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.68
申請日:2026年1月29日
申請/実施責任者:霧島市役所 環境衛生課 環境保全グループ
場所:鹿児島県霧島市
居住者:当事者本人(75歳、女、無職)、配偶者(74歳、無職)
居住環境:貸家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):5頭(3頭)
手術日:3月13日
協力病院:ル・オーナペットクリニック
チケット発行数:4枚(手術済み1頭を除く4頭分を申請)
手術頭数:3頭(1頭は当事者の費用負担により手術済み)
協働ボランティア:きりねこ  

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 40年ほど前に自宅付近にいた野良猫を1頭保護して飼い始めた。それ以降、飼っていた猫が亡くなったら新しい猫を迎え、常に1頭のみを飼育していた。
  2. しかし、2025年途中に自宅付近にいた野良猫を1頭保護して飼育頭数が2頭となる。うち1頭が室内外を自由に出入りしていたことから2025年8月に4頭を出産。生まれた子猫1頭が亡くなり、現在は5頭となっている。
  3. 近隣住民から相談があり、市職員が現地を確認して発覚。室外にトイレが設置されていなかったため、外にもトイレを設置するよう指導した。
  4. 当事者の収入は年金のみであり、全頭の不妊手術ができるだけの経済的余裕がないことから申請を決定。
  5. 手術済みの1頭を除く4頭分を申請したが、そのうち1頭が妊娠していることが判明。チケット発行までに出産する可能性があったため、この1頭についてはチケット発行前に当事者が費用を負担して不妊手術を行った。残る3頭についてはチケットを利用して手術済みとなった。
  6. 5頭の猫はこのまま当事者が飼養を継続する。手術後の猫に体調不良等は見られない。
  7. 室外に新たにトイレを2個設置。室内・室外とも糞尿を放置している状況はなく、衛生環境も良好に保たれていた。
手術日オスメス耳カットのみ
3月13日2103
2103

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
妊娠している猫が1頭いることが分かり、チケットによる手術を待っていると出産する可能性があった。その1頭については、当事者の費用負担によって先に不妊手術を行うこととなった。もし、多頭飼育崩壊に早く気付けていたら、堕胎も防げたのではないかと思うと残念でならない。
今後は、早急に対応できるよう多頭飼育に関する情報の収集に努めたい。


どうぶつ基金スタッフコメント
当事者は40年にわたって、飼っている猫が亡くなったら新しい猫を迎えるというかたちで、常に1頭のみを飼育してきました。無計画に猫を集めるような飼い方はしておらず、なぜここにきて野良猫を保護し、同時に2頭の飼育を始めたのかがとても気になりました。
1頭がすでに妊娠していて堕胎を伴う不妊手術となったことは非常に残念ですが、現時点で支援が入ったことによって、これ以上の不幸の広がりは止めることができました。行政のコメントにもあるように、多頭飼育崩壊を防ぐには予備軍をいかに早く見つけるかが重要であり、多方面かつ横断的な情報収集手段が求められます。


2025年度 多頭飼育救済支援実績はこちら
多頭飼育救済に関するお問合せはこちら

最近の投稿
  • 75_鹿児島県鹿屋市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)  
  • 53_三重県名張市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)  
  • 71_鹿児島県鹿児島市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)   
  • 72_群馬県渋川市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
さくらねこSHOP

グッズを購入して支援する

さくらねこSHOPの利益は、殺処分ゼロを実現するための動物愛護活動に使われます。