71_鹿児島県鹿児島市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.71
申請日:2026年2月20日
申請/実施責任者:鹿児島市 生活衛生課
場所:鹿児島県鹿児島市
居住者:当事者本人(71歳、女、無職)、配偶者(72歳、男、無職)
居住環境:貸家/アパート、集合住宅
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):9頭(5頭)
手術日:3月27日
協力病院:ル・オーナペットクリニック
チケット発行数:9枚
手術頭数:9頭
協働ボランティア:なし
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 2019年頃、野良猫を1頭保護した。
- 保護した猫が室内外を行き来していたことから妊娠してしまい、半年ほど前に子猫を3頭出産。その後、1月に母猫が再度妊娠し、新たに子猫を5頭出産。現在は成猫4頭と子猫5頭の9頭に増えてしまった。
- 2回目に子猫が産まれたタイミングで当事者が担当ケアマネージャーに相談、ケアマネージャーより保健所に相談があり発覚。
- 完全屋内飼育およびトイレの設置、雌雄を別室に分けて飼育するよう指導。また、子猫については離乳後に里親探しを行うよう助言した。
- しかし、当事者および配偶者は無職であり、年金と生活保護受給中で経済的な余裕がない。配偶者が難病を抱えていることもあり、当事者だけでは全頭の不妊手術はできないと判断したため申請に至る。
- チケットを使用して全頭が不妊手術済みとなり、このまま当事者宅で暮らすが、譲渡によって飼育頭数を減らしていく。
- トイレの設置や換気によって糞尿の臭いが軽減。飼養環境も改善し、猫の健康状態についても変化はない。
| 手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 3月27日 | 4 | 5 | 0 | 9 |
| 計 | 4 | 5 | 0 | 9 |
【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
当事者は高齢で経済的余裕もなく、多数の猫の不妊手術を実施できずにいたが、どうぶつ基金の支援を受けたことによって短期間で全頭の手術を実施することができた。
今回の支援で繁殖の恐れがなくなったことで当事者も安堵している様子だった。また、今回の支援が譲渡に取り組むきっかけにもなった。
どうぶつ基金スタッフコメント
早い段階で当事者自ら相談したことにより、今回の支援につながりました。頭数が増えれば増えるほど、自力で対応するには限界があります。今、多頭飼育で悩んでいる方には、ぜひともどこかにSOSを出していただきたいと心から思います。そして、SOSを受けた方は当事者を責めるのではなく、まずは解決の道筋を一緒に模索していただきたいと思います。
高齢の当事者にとって、また、猫にとっても、今回の支援はまさに救いの一手になりました。今後は譲渡にも取り組むとのこと、1頭でも多くの猫が新しい環境に出発できることを願っています。



