20_茨城県阿見町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.20
申請日:2026年7月2日
申請/実施責任者:阿見町役場 生活環境課
場所:茨城県稲敷郡阿見町
居住者:当事者本人(72歳、女、無職)
居住環境:貸家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):12頭(0頭)
手術日:8月4日
協力病院:石岡mocoどうぶつ病院
チケット発行数:11枚(手術済み1頭を除く11頭分を申請)
手術頭数:11頭
協働ボランティア:阿見町動物愛護協議会(NPO法人ニコ猫)
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 2016年頃に以前の居住地で1頭を譲り受け、その後、2021年に現住所へ転居した際にもう1頭を譲り受けた。
- 2頭が未手術のオスとメスだったため繁殖し、頭数が増え続けて現在の12頭に至る。
- 1頭が逸走して近隣の地域猫の生息地に現れ、地域猫ボランティアの目に留まった。回覧によって飼い主探しをした結果、当事者宅が多頭飼育状態であることが発覚。
- 雌雄分けて飼うこと、トイレの数を増やすこと、動物指導センターへの多頭飼養届提出、あわせて、室外に出さないように指導を行う。
- 当事者は生活保護受給者であり、このまま猫が増え続けてしまうと生活が立ち行かなくなる可能性がある。また、地域の環境問題にも配慮し、これ以上の繁殖を止める必要があると判断し申請に至る。
- 手術済1頭を除く11頭、チケットにて手術が完了。
- 支援前から衛生状況はひどい状況ではなく、猫のにおいがする程度だった。また、室内で放し飼いされていて運動スペースもある。トイレの数を2個から5個に増やしたが、今後も設置数を増やしていく。猫があけてしまった天井の穴は後日修理予定である。
- 12頭の猫は今後も当事者と同じ場所で暮らしつつ、少しずつ自力での譲渡先探しを考えている。
| 手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 8月4日 | 5 | 6 | 0 | 11 |
| 計 | 5 | 6 | 0 | 11 |
【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
スピード感をもって対応ができた。
どうぶつ基金スタッフコメント
もとより室内飼育であったため、最初の1頭さえ不妊手術していれば…と悔やまれる案件でした。1頭が逸走したことにより偶然発見されましたが、見かけない猫をいち早く発見して、飼い主探しをしてくださった地域猫ボランティア様のおかげで今回の支援につながりました。
今回手術を受けた11頭のうち、3頭は妊娠していました。この子たちが出産していたら、さらに大変な状況になるところでした。堕胎については賛否両論あり、執刀する獣医師やボランティアの方々はもちろん、支援を行う私たちも辛いものです。だからこそ、そうなる前に不妊手術が必要なのだと思っています。生まれてくることができなかった命のためにも、当事者は12頭の猫たちを幸せにする義務があります。行政やボランティアの皆様には、当事者がその義務を果たせるよう、引き続きのサポートをお願いしたいと思います。



