13_鹿児島県薩摩川内市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.13
申請日:2026年6月16日
申請/実施責任者:薩摩川内市環境課
場所:鹿児島県薩摩川内市
居住者:当事者本人(66歳、男、パート)、配偶者(66歳、女、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):17頭(0頭)
手術日:7月4日
協力病院:ル・オーナペットクリニック
チケット発行数:17枚
手術頭数:17頭
協働ボランティア:NPO法人 犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 10年ほど前に1頭、8年ほど前にもう1頭の野良猫を保護して飼い始めた。
- 繁殖しないようになるべく離して飼っていたが、2年ほど前に妊娠。その後、出産を繰り返して多頭飼育状態となった。
- 当事者が地域猫活動をしている知人に相談し、行政に相談窓口があると聞いた本人が連絡をしてきた。
- 保健所より、不妊手術を行った後の猫の飼育を手伝ってくれる人(子どもや親戚など)を探すこと、猫の寿命と当事者の状態を考えて飼育が継続できなくなった時のことを考えるよう指導した。
- 当事者家族は高齢世帯であり、パートと年金で生活している。また、3人いる子供は遠方にいて援助を受けることは難しい。生活費や猫の餌代等で手元に残る金額は少なく、自己負担で手術を受けることが難しいため申請を決定。
- 現場の猫17頭の全頭不妊手術が完了。もともと住居は整理整頓されていたが、アンモニア臭が強かった。手術後は床の拭き掃除がされており、アンモニア臭も軽減。部屋もより綺麗になり、猫の餌やり場の数と餌の量が増えたことから、猫の健康状態も良くなったようである。
- トイレの増設はしていないが、場所を分散して一つ一つ綺麗に掃除をすることで、猫にとってよりよい環境になった。
- 当事者は現在の住居で猫の飼養を継続するが、必要となった場合は保健所で里親を探す手伝いができることを伝えている。
| 手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 7月4日 | 8 | 9 | 0 | 17 |
| 計 | 8 | 9 | 0 | 17 |
【現場写真(支援前)】


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
多頭飼育の相談から手術まで、保健所やボランティア団体の協力もあり短期間で行うことができた。当事者も感謝の言葉を何度も述べていて、本当に安心した様子だった。また、適正飼養に関する指導も行い、当事者と猫の両方がストレスなく生活できるよう促すことができた。
しかし、本市に協力病院がなく、猫にとって移動等の負担が懸念された。
どうぶつ基金スタッフコメント
支援後、当事者は何度も感謝を口にしていたとのこと。自ら知人に相談したのも、増えていく猫たちに不安が募っていたことの現れだと感じました。当事者が自ら行動したことで支援につながることができ、17頭の猫は全頭手術済みとなりました。完全室内飼育であることから、今後増えることはないでしょう。
さらなる飼養環境の改善とともに、行政からの指導にもあるように、今後のことを見据えて少しずつでも譲渡によって飼育頭数を減らしていくことが求められます。今回の支援によって、市の担当課や保健所、ボランティア団体との繋がりが生まれました。この繋がりを大切に、助けが必要な時にはきちんと声をあげてほしいと思います。



