17_群馬県桐生市多頭飼育救済レポート(行政枠) 

申請No.17
申請日:2025年7月7日
申請/実施責任者:桐生市地域づくり課
場所:群馬県桐生市
居住者:当事者本人(72歳、女) ※施設に入所し退所の見込みなし
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):9頭(3頭)
手術日:8月14日
協力病院:いながき動物病院(桐生分院)
チケット発行数:9枚
手術頭数:9頭
協働ボランティア:猫のへや

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 3年前に1頭の野良猫を保護した。
  2. 保護した猫が子猫を出産して連れてきたことから不妊手術を行ったが、子猫は未手術のままであったため、そこから頭数が増えていった。
  3. 親族からの相談により発覚。当事者は認知症で施設に入所しており、親族が3日に1回程度、当事者宅にきてお世話をしていた。
  4. 当事者が退所する見込みがないことから申請を決定。
  5. 当事者には息子が2人おり、市外に居住する1人は2~3頭の引き取りが可能で、定期的に現場に通ってお世話をしている。もう1人は当事者宅近くに居住しており、毎日通ってお世話をしている。
  6. 当事者宅の処分や退去の予定はなく、全頭の手術が完了次第、ケアできた猫から順に譲渡予定である。
  7. 手術が必要だった9頭はすべてチケットによって手術が完了した。ボランティアが2頭を保護し、4~5頭は譲渡予定。当事者宅には2~3頭が残るが、引き続き、当事者の息子2名がお世話を継続する。
  8. 現場の清掃が行われて臭いも軽減された。猫の部屋を決めたことによって、ストレスもなく十分な運動ができている。
手術日オスメス耳カットのみ
8月14日3609
3609

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
チケットで全頭の手術を行うことができた。また、譲渡によって無理のない飼育頭数まで減らすことができた。


どうぶつ基金スタッフコメント
当事者はすでに施設に入所しており、ご子息2名が残された猫たちのお世話をしていました。支援前は不衛生な環境での飼育となっていましたが、支援後は清掃等によって改善されています。完全室内飼育であるため、これ以上増えることはありません。譲渡が進んだことで現場に残る猫は数頭となり、彼らにとってもストレスの少ない環境になったのではないかと思います。
本件では、当事者がいなくなった後もご子息が猫のお世話をしてくれていましたが、飼い主が突然いなくなり、取り残された犬や猫が誰にも発見されず、外に出ることもできず餓死してしまうような悲惨なケースも起こっています。年齢に関係なく、人はいつ何があるか分かりません。自分に何かあった時、ともに生きてきた動物が命を失うことなく、幸せに暮らし続けるための準備をしておくことが飼い主の責任でもあります。


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