宮崎県山間部TNR地域集中プロジェクト 11月ご報告!
いつもどうぶつ基金を応援いただき、誠にありがとうございます。
11月11日~13日の3日間、
どうぶつ基金は 「宮崎県山間部TNR地域集中プロジェクト」第6回 を実施いたしました。
このプロジェクトは、4月~7月に行った一連の取り組みを基盤に、テレビや新聞での報道をきっかけに地域住民の方々へ一気に情報が広がり、多くの猫に関する相談や目撃情報が寄せられたこと により、当初の予定を大きく上回る手術数が必要となりました。
そのため、現場のニーズに応えるべく 9月と11月に各3日間ずつ、追加実施(延長) をいたしました。
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宮崎県山間部TNR地域集中プロジェクト 11月ご報告

宮崎県山間部TNR地域集中プロジェクト
【実施日程】
・2025年11月11日(火)~11月13日(木)
【会場】
・高千穂町田原出張所
執刀医 : 長井
行政職員
11/11 : 5名
11/12 : 5名
11/13 : 4名
ボランティア
11/11 : 6名
11/12 : 7名
11/13 : 9名
手術数
オス : 60頭
メス : 67頭
メス(妊娠) : 0頭
耳カットのみ : 1頭
※耳カットのみとは:麻酔後、ワクチン投与・ノミダニ駆除・耳カットをしたが、
手術前に不妊手術済であったことが獣医により確認されたため手術を行わなかった猫のことです。
総数:128頭


11月は、128頭のさくらねこが誕生しました。
今年4月から開始した「宮崎県山間部TNR地域集中プロジェクト(西臼杵地区:高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町)」が、11月13日をもって無事に終了いたしました。
山深い地形、高齢化が進む地域特有の課題、そして夏の猛暑-。
多くの困難がありましたが、行政とボランティア、
そしてどうぶつ基金がひとつとなって駆け抜けた8ヶ月間となりました。

本プロジェクトは、行政(高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町)の皆様の多大なる熱意に支えられました。
担当課以外の職員さんも「猫が好きだから」「地域のために」と、休日返上で駆けつけ、搬送や受付にご協力くださいました。
また、高校生ボランティアの参加もあり、活動を見守る若い力にも励まされました。

「猫を守りたい」という気持ちはもちろんですが、「地域を守りたい」という皆様の願いが、この大きな活動の原動力となっていたのだと感じます。
最終日の11月13日には、プロジェクトの成果と地域活動への貢献に対し、高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町の3町より、どうぶつ基金へ「感謝状」が贈呈されました。

これは、ご支援いただいている皆様のおかげで達成できた「協働」の証です。
当初の予定期間を延長して行われた本プロジェクトでは、想定よりも多くの猫たちに不妊手術を施すことができました。

プロジェクト開始時と比べ、地域の方々が猫にかける言葉は、より温かいものへと変化しています。
皆様の温かいご支援が、宮崎の山間部に暮らす小さな命と、そこで暮らす人々を救いました。
心より感謝申し上げます。


地域の猫の妊娠率は減少しましたが、継続的な見守りを続けなければ猫はまたすぐに増えてしまいます。
プロジェクト自体は一区切りとなりますが、地域での見守りはこれからも続きます。
行政と一体となったこのプロジェクトだからこそできる
よりあたたかな見守りが継続され、TNRが成功することを願ってやみません。
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【五ヶ瀬町・担当者より】
4月から始まった山間部TNR地域集中プロジェクトも、11月で閉院となりました。
期間中は当初の予定を上回る数の猫を手術していただき、
地域の方々から多くの感謝の声をいただきました。
事業当初に全頭手術したのですが、数か月後にはまた未手術の猫が増えており、今回の期間中に何度も会場に来られた方もいらっしゃいました。
続けることが大事だと改めて感じ、このプロジェクトを実施していただいたことを大変感謝しております。
【どうぶつ基金スタッフより】

「行政職員さんが自ら汗を流し、現場で捕獲器を運ぶ」
今回のプロジェクトで目の当たりにした光景は、私たちが長年夢見てきた、官民協働の理想の姿そのものでした。

担当課の皆様はもちろん、他部署の職員さんまでが「地域のために」と休日に駆けつけ、高校生や住民の方々と一緒になって活動をする。
そこには「役所とボランティア」という垣根はなく、一つのチームがありました。
猫の問題に取り組むことは、実は「人」と向き合うことでもあります。
困っている高齢者の方を助け、地域での対話を生み、住民同士の絆を深める。
今回のプロジェクトを通じ、「猫を救う活動は、やがて温かい地域を作る活動(まちづくり)に繋がる」と改めて確信しました。
高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町の3町が示してくれたこの素晴らしい「本気」の連携が、
ひとつのモデルケースとなり、日本中の自治体へ広がっていくことを願ってやみません。
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どうぶつ基金がこのようなプロジェクトを実施できるのも、
皆様からの温かいご支援があってこそです。

手術後、ボランティアさんたちがお世話をしてくれます。
どうか、これからも殺処分ゼロ実現のために
ご支援をよろしくお願いいたします。
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