青島の一斉TNR事後調査報告です。

こんにちは。どうぶつ基金理事長の佐上邦久です。 どうぶつ基金は、昨年10月3日猫の楽園として世界的に有名になった愛媛県大洲市青島の猫ほぼすべてに無料不妊手術を実施しました。6か月後の4月4日、猫たちの事後調査に行ってきました。今回はフランス国営TV2の取材班が同行しました。約250頭の猫と6人しかいない住民との共生は世界でも例がないということです。

フランス取材班の人たちも、今回の一斉TNRで猫問題解決は興味深いものだったそうです。
過疎化とペットの問題は切り離せる問題ではありません。老人が病気になったり、引っ越さなければならない場合、置き去りにされるペットは悲惨です。世界共通の問題ですね。

岩合光昭さんの写真集で有名になった青島は「猫の楽園」と称され、世界中から観光客が殺到しました。しかし、じっさいに島に来てみると、観光客に気まぐれに与えられるだけのエサにありつけず痩せ細った負け組の猫たち、オス猫に食い殺された子猫の死骸、写真集には決して載らない現実に目を覆うばかりでした。今回、うれしかったことの一つが猫たちの健康状態がよく、毛並みがよくなり猫たちが太ってきていることでした。

青島は3世帯6人。それも高齢の方たちばかりです。
どうぶつ基金に相談がきてから、一斉TNRまでに5年かかりました。行政も議員さんも説得に入りましたが、たった6人がまとまらなかったのです。
TNR先行型地域猫活動さくらねこ一斉TNRを実施したのです。今もまとまっていませんが、猫のための話し合いは続けています。皆さん、猫を愛してる気持ちは同じです。

島で猫の世話を続けているKさんの言葉です。
「手術に反対の考えを持っている人もいたけど、このままでは猫たちが可哀想だったんです。子猫たち、すぐ死んでたんです。オスに噛み殺されてね、頭だけになったり、手足だけバラバラになっていたり。メスもね、ご飯を食べることもできないくらい、オスに囲まれて襲われ続けてたんですよ。手術をしてから、それらが無くなって、ケンカも無くなって、毛並みもよくなって太ってきたから本当にうれしい。」

調査の結果
1、マーキングなどの悪臭がなくなっていた。
2、猫の毛並みがよくなっていた。
3、猫の体格がよくなっていた。
4、猫同士の喧嘩が見られなかった。
5、仔猫がいなかった。
6、猫の性格が穏やかになっていた。
7、冬を越せない猫が多かったが今年は元気に冬を越せた(島民Kさん証言)

10月の一斉TNRで、ほぼすべての猫への不妊去勢手術ができました。捕獲漏れの猫たちが数匹いますが「青島猫を支援する会」さんたちが根気よくTNRと餌の支援をしてくださっています。TNRを先行して実施て本当に良かったと思います。今回の視察では仔猫は1匹もいませんでした。
今回も、捕獲漏れだった2匹連れて帰り、不妊手術をして島に戻します。最後の1匹まで漏らさずTNRを実施します。

さくらねこTNRを成功させる秘訣は、すぐやる(TNR)!全部やる!続ける!ことです。
全国から殺到する無料不妊手術の要請に対して資金不足は深刻です。

産まれてすぐに殺される、そんな悲劇をゼロにするために、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
さくらねこサポーターに参加して皆さまの力を分けてください。
「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。

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