茨城県日立市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)⑯

申請No.16
申請日:2019年10月24日
申請/実施責任者:茨城県日立市役所
場所:茨城県日立市
居住者:当事者本人(73歳、男、無職)、妻(73歳)、長男(48歳)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護受給の有無:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:30頭
手術日: 11月5日、21日、30日
協力病院:いながき動物病院鹿嶋分院
チケット発行数:30枚
手術頭数:20頭(30頭と申請あるも捕獲時に手術総数20頭と発覚)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. およそ5年ほど前に知人から引き受けた猫を2頭飼い猫として飼い始めた。
    2. 1年ほど前から、外に出た飼い猫が連れてきた野良猫に餌付けしたことをきっかけに当事者宅に多数の猫が出入りするようになり、その猫たちが繁殖行為を繰り返し今年の4月頃には猫が20頭以上住みつくようになった。
    3. 生活保護受給者であるため担当ケースワーカーが家庭訪問した際に、猫が増えている状況を確認した。
    4. 訪問するたびに増える猫を確認していたため、県動物指導センターが指導を続けるも改善は見られず、当事者のみでは状況改善は困難であり経済力も乏しいことから申請に至る。
    5. 申請時30頭と報告あるも捕獲時に総数20頭と発覚
    6. 手術後、術後の猫を当事者宅に返したが不妊手術を受けた影響かあまり鳴かなくなるとともにマーキング行為もなくなったため、生活環境が改善された。
    7. 猫は当事者宅に戻し、当事者と共に生活している。
    8. 不妊手術をしたとはいえ、猫を飼育していく環境に変わりはないため、同様の多頭飼育に結びつかないよう指導していく予定である。
オス メス 耳カットのみ
5 15 0 20
5 15 0 20

【現場写真(支援前)】
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【現場写真(支援後)】
s_DSC_1269_2018_04_03.jpg

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・初めての申請で内容も理解できておらずチケットの申請間違いがあったが何とか手術を終えることが出来ました。ありがとうございます。


どうぶつ基金スタッフコメント
茨城県日立市役所からの申請が続いています。この問題を解決するためにはい日も早い全頭の不妊手術です。どうぶつ基金では今後も無料不妊手術を通じて支援を続けます。

 


現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
沖縄県国頭郡 7 14 0 0 21
宮城県宮城郡 13 24 0 0 37
群馬県太田市 52 15 0 0 67
沖縄県沖縄市 7 1 0 0 8
群馬県富岡市 11 12 0 0 23
神奈川県小田原市 8 5 0 0 13
埼玉県川越市 30 23 0 0 53
兵庫県川西市 10 16 0 2 28
東京都中央区 2 11 0 0 13
茨城県かすみがうら市 54 45 0 0 99
大阪府松原市 3 3 0 0 6
長崎県長崎市 10 8 0 0 18
滋賀県草津市 8 17 0 0 25
鹿児島県日置市 2 2 0 0 4
茨城県日立市 7 16 0 0 23

 

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