【さくらねこ便り】さくらねこTNRに取り組む行政をご紹介!

こんにちは、どうぶつ基金事務局です。

昨日は秋らしい涼しさだったかと思えば、
今日はまた夏の暑さが戻ってくる…
今年は本当に体調管理が大変です。

「自然破壊」や「温暖化」という言葉を身をもって実感する今日この頃、
お外の猫だけではなく、すべての動物のためにも、
一日も早く過ごしやすい季節になりますように…

saku_2103_01.jpg

さて、9/20~26は動物愛護週間です。

この動物愛護週間、誰かが勝手に言い始めたわけではなく、
ちゃんと「動物愛護管理法」の第一項第四条によって定められています。

“ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての
関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける。”

こんな立派な理念に基づいて国が定めたものなんですね。
立派な理念に現実が追い付いていない状況はさておき…

毎年、動物愛護週間には国や地方自治体、動物愛護団体などによる
イベントが全国で数多く開催されています。

講演やセミナーなど少しお堅い雰囲気のものもあれば、
犬や猫とのふれあい、しつけ教室、譲渡会など内容はさまざま。
かねてから動物愛護に関心をお寄せになっている天皇ご一家も
この週末、私的にフォーラムに参加されたそうです!

こうして、日本の動物愛護の現状について考える機会が
設けられていることはとても素晴らしいことですが、
もっと大事なのは、イベントという一過性のもので終わらせず、
立派な理念を現実にするための継続した取り組みです。

人と動物が共生するために自治体ができること。
その一つが、どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」への参加です。

現在、この事業には全国で 465 もの行政が参加。
住民の方やボランティアの方と協力してTNRを継続し、
飼い主のいない猫に関わる苦情や殺処分の減少に取り組んでおられます。
本日はその中から3つの行政をご紹介します!

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*

【熊本県熊本市】
熊本市は、どうぶつ基金の「TNR地域集中プロジェクト」の実施地域に選ばれ、
熊本市動物愛護センター内に設立された「どうぶつ基金病院・熊本」で
2022年4月から一年間にわたって、毎月3日間、無料不妊手術を行ってきました。

IMG_6510.jpg
↑どうぶつ基金病院・熊本での集合写真

プロジェクト期間中に、どうぶつ基金の山口武雄獣医師による技術指導を受け、
熊本市動物愛護センターの獣医師さんは
1人で1日25頭もの不妊手術がこなせるエキスパートに!

そして、2023年度からは熊本市動物愛護センター単独で
飼い主のいない猫の無料不妊手術を実施しています。
これで熊本市のTNRは加速すること間違いなし!

自ら問題意識を持って主体的に取り組んでおられる熊本市。
今後も応援していきたいですね!

熊本市:飼い主のいない猫の不妊去勢手術を実施します(要予約・無料)

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*

【宮崎県】

宮崎県動物愛護センターは、2023年4月から
「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加しています。


https://dog.pref.miyazaki.lg.jp/

宮崎県動物愛護センターが独自で行う「地域猫」の無料不妊手術と
どうぶつ基金の無料不妊手術チケットを組み合わせて
宮崎県の所管地域における猫の殺処分ゼロ実現を達成する試みを
どうぶつ基金と協働して実施中です。

今回、宮崎県と協働するにあたり、どうぶつ基金は40台の捕獲器を寄贈しました。
寄贈した捕獲器は、宮崎県内の各保健所に配置され
地域猫活動のために使用されています。
※捕獲器寄贈についてはこちら

また、ノミダニ駆除薬と混合ワクチンも寄贈し、
動物愛護センターで不妊手術を受けた猫に投与していただいています。
※ノミダニ駆除薬・混合ワクチン寄贈についてはこちら

宮崎県も2年にわたって「TNR地域集中プロジェクト」の実施地域でした。
プロジェクトが礎となってTNR活動がさらに広がっていく、
当初、目的としていたかたちが宮崎県でできつつあります。

宮崎県の殺処分ゼロ実現は決して絵空事ではありません!
これからも宮崎県と手を取り合いつつ、支援を継続していきます。

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*

【大阪府守口市】

大阪府守口市は2021年10月から「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加。
どうぶつ基金の無料不妊手術チケットを活用し、
地域のボランティアの方や自治会の方のTNR活動を支援しています。

今回、広報誌で「さくらねこ」やTNR活動について取り上げてくださいました!

猫の繁殖力や猫の殺処分の状況、TNRや「さくらねこ」、耳カットについて、
ボランティアの方や自治会の方のインタビューなどもあり
とても読み応えのある記事になっていました。

自治体の持つ広報力は大きいものです。
このように広報誌で取り上げていただくことで、住民の方の理解も深まり、
住民の方の理解が深まることで、その町は優しい町へと変わっていきます。

大阪はTNRの先進地域ですが、
それでもまだ不妊手術が必要な猫はたくさんいます。
守口市には、これからも市民の皆様と協力して
「人と猫が優しく共生できる町」の実現を目指していただきたいと思います。

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*

いかがでしたでしょうか?

自治体の飼い主のいない猫への向き合い方は随分変わりました。
「身近にいる命あるものを慈しむ、それが当たり前である町に住みたい」
私は一個人としてそのように思います。

「私の町ではこんな素晴らしい取り組みをしている」などありましたら、
ぜひ情報をお寄せください。
今後も頑張っている自治体を紹介していきたいと思います!

「殺処分ゼロは実現できる」

その強い信念を胸に、全国の動物愛護団体やボランティアは活動しています。
でも「動物愛護」は決して一部の人間だけのものではありません。
ひとり一人がその気持ちを持つだけで、きっと世の中の流れは変わります。
命に優しい町へ、命に優しい日本へ、多くの人と一緒に変えていけたら素晴らしい!

ということをあらためて考えた動物愛護週間となりました。

最近の投稿
  • 【さくらねこ便り】署名大成功!大阪市の街ねこ事業改正決定
  • 【さくらねこ便り】飼い主のいない猫への餌やりに関して条例に規定することについて
  • 【さくらねこ便り】今さら聞けない「地域猫活動」ってなに?③
  • 【さくらねこ便り】被災地の能登半島より便りが届きました/どうぶつ基金