環境大臣賞 どうぶつからの感謝状

大阪市庁舎にて環境大臣賞授与

このたび公益財団法人どうぶつ基金では、環境省後援のもと「環境大臣賞 どうぶつからの感謝状」顕彰を行うことになりました。

下記、内容に基づいた皆様からの自薦、他薦をお待ちしております。

目的

日頃、様々な立場で「一日も早い行政による犬や猫の殺処分ゼロ」を達成するための活動をしているみなさま(個人、グループ、行政)に対し、命を救われたどうぶつたちに成り代わり、日本で唯一、行政による殺処分ゼロを目標とし動物愛護を中心に活動を行う公益財団法人どうぶつ基金が感謝の気持ちをこめて顕彰し、動物愛護思想の普及啓発を行います。
環境省が動物の愛護や適正管理の推進に対し、長年(30年)顕著な功績のあった個人や団体を大臣表彰している動物愛護管理功労者表彰がありますが、本顕彰では顕彰年度から主に過去3年以内の尽力と功績を中心に審査し顕彰を行います。また特に年齢制限を授けない事により、活動に尽力する学生やOL、主婦など若年層も顕彰対象となり、未来に期待できる人材にエールを送り活動の励みにしてもらい動物愛護を推進いたします。

  • 行事の主催者・・・・公益財団法人どうぶつ基金
  • 応募締切・・・・・・平成23年11月30日
  • 開催方法の概要・・・主催:公益財団法人どうぶつ基金 後援:環境省

応募方法

新聞、雑誌、インターネットを通じ広報して募集した個人または団体の自薦他薦(他薦の場合は本人の承諾を条件とする)によるインターネット上の応募フォームからの応募を行います。

審査方法

新聞、雑誌、インターネットを通じ広報して募集した個人または団体の自薦他薦(他薦の場合は本人の承諾を条件とする)による応募の中から審査委員会で審査基準に基づき各賞の受賞者を選ぶ。

審査員長

審査基準

シェルターの運営、TNRの実践、里親探しHPの運営、動物愛護病院の運営、譲渡会の開催、媒体を通じての啓発活動などを行う個人、団体の中から、過去3年間の実績の中で優れた功績があることとする。特に行政による犬や猫の殺処分ゼロ実現への貢献度を重視して審査を行う。(活動において法令順守している事)

表彰人数

  • どうぶつからの感謝状 環境大臣賞・・・1名
  • どうぶつからの感謝状 理事長賞・・・・1名
  • どうぶつからの感謝状 審査員特別賞・・1名
  • どうぶつからの感謝状・・・・・・・・・若干名

審査結果並びに発表

佐上理事長

総評

皆さんこんにちは、公益財団法人どうぶつ基金理事長の佐上邦久です。
どうぶつ基金が主催した「環境大臣賞 どうぶつからの感謝状」(後援:環境省)の入賞者、入選者が決定いたしましたのでお知らせいたします。

本顕彰事業には全国の地方公共団体、一般社団法人、NPO法人、市民協働体、個人の皆様に54件の推薦応募をいただきました。(自薦、他薦、重複を含みます。)

その中から、27件の入選者が選ばれさらにその中から環境大臣賞、理事長賞、審査員特別賞が決まりました。皆様それぞれが、殺処分ゼロに向けて素晴らしい活動をされており、審査は混迷を極めましたが、十分な議論を重ねたうえで入賞者、入選者が決定しました。

そして本年に限り特別に東日本大震災、福島第一原発事故において被災動物保護に貢献した方に福島賞を授与することになりました。

また想定外の出来事として、故人である対田和美さん(ブログ 純情子猫物語)が多くの方に候補者として推薦されました。対田和美さんは里親探しサイトの運営 紹介 個人の猫ボラさんです。小さな子猫を、寝る間を惜しんでお世話しながら里親探しを続けていました。忙しい保護活動を続けながら、彼女が実現させたかったのは法改正。夏に行われたパブリックコメントへの意見提出を病床から最期まで訴え続けました。

しかし残念なことに今回の法改正最大の関心事である8週齢規制をはじめ体田さんはパブリックコメントの結果を知ることなく虹の橋を渡りました。

パブリックコメントの結果は8週齢規制を求める意見数が、7週齢以下や数値規制すべきでないといったペット業界側の組織票的意見の合計数を大きく上回る結果となりました。今後、法改正は国会で行われますがこの数字は環境省中央審議会から国会に提出され法改正に大きな影響を与えることになります。

本顕彰事業には「活動に尽力する学生やOL、主婦など若年層も顕彰対象となり、未来に期待できる人材にエールを送り活動の励みにしてもらい動物愛護を推進する。」という目的があります。故人が顕彰対象になりうるかという議論が行われた結果、「対田さんを顕彰することは対田さんを支持していた多くの皆様にエールを送り活動の励みにしてもらい動物愛護を推進することになる」という結論に達し、対田和美さんを含めた23名の皆様に「どうぶつからの感謝状 入選」を贈ることになりました。

最後になりましたが、本顕彰事業に応募いただいた皆様、ご多忙中にもかかわらず審査員の大役を務めていただきました斉藤朋子さん(NPO法人ゴールゼロ理事長、mocoどうぶつ病院 院長、獣医師)、森田恭通さん(デザイナー)、八二一(写真家)、山口武雄さん(どうぶつ基金顧問)。

東日本大震災、福島第一原発事故への対応と5年に一度の法改正という激務の中、休日返上で毎晩深夜まで対応にあたった環境省動物愛護管理室の皆様、陣頭指揮を行いながら審査員を務めていただいた室長の西山理行さん(西山室長からのメールの送信時刻はいつも深夜でした)、細野豪志さん(環境大臣、内閣府特命担当大臣、原子力行政担当)をはじめ行政による殺処分ゼロ実現に尽力いただいているすべての皆様に、本当なら殺処分されていたかもしれない小さな命に成り代わり、心から感謝申し上げます。

2011年12月31日
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久

環境大臣賞

大阪市公園ねこ適正管理推進サポーター制度事業市民協働体

大阪市 公園猫サポーター制度
「所有者不明ねこの適正管理推進事業」
民間団体 大阪公園猫の会
中之島公園の猫たち
中之島公園猫対策協議会

大阪市公園ねこ適正管理推進サポーター制度は、避妊去勢手術の実施や環境美化の取り組みとあわせて、公共の場でのエサやりを行政が認めるという全国初の試みです。
公園に生息する所有者不明ねこをめぐるトラブルの多くは、ねこの糞尿による汚れ・におい、食べ残しの餌や容器の散乱によるものです。公園内でのねこの繁殖や結果をかえりみない身勝手な餌やり行為が、トラブルをひきおこす要因になっていると考えられます。

これらのトラブルを防止し、公園のねこを適正に管理していただくボランティアを募集し公園ごとに「公園ねこ適正管理推進サポーター」として活動しています。
これらの活動によって、ねこによる環境被害を緩和し、トラブルを防止します。また、避妊去勢手術を行ったねこは、さかりの声を出さなくなるため騒音被害が軽減し、尿のにおいも相当にうすくなるなどの効果があります。さらに、次第にねこの数を少なくしていくことが期待できます。

審査委員会では、この画期的な制度を実現させた大阪市と「おおさか公園ねこの会」「中之島公園猫対策協議会」の市民協働の姿が今後さらに発展し、全国に波及することを期待して、第一回どうぶつからの感謝状環境大臣賞に決定いたしました。

理事長賞

太田恵介さん(個人) いつでも里親募集中

いつでも里親募集中

太田恵介さんは個人でインターネットを利用した里親探しを中心に、繁殖の抑制、里親詐欺防止など、不幸な動物を減らすための活動を行っています。主に動物愛護のサイト(「いつでも里親募集中」「里親詐欺防止ネットワーク」「猫里親詐欺を告訴」等)の運営を行っています。里親探しサイト「いつでも里親募集中」の利用者は年間1000万人を超え、掲載した里親募集は累計約20万件になります。その8割にあたる約16万件の犬猫の里親が見つかったと思われます(過去3年では約10万件掲載して約8万件の里親が見つかったと思われます)。

里親探しは命を託すものなので、慎重に行う必要があります。その為、里親希望者の自宅へお届けして飼育環境を確認する、誓約書を交わすなど里親探しを行う方の意識向上に取り組んでいます。また、里親詐欺防止ネットワークの世話人となり、里親募集サイトを運営している管理者間での情報交換を推進しています。その他にも警察への捜査協力、民事裁判のサポートも行っています。ネット以外の里親探しの場である里親会の情報発信も行っています。

以上の活動により、殺処分ゼロへの貢献は計り知れないほど大きなものがあります。審査員の多くは過去に「いつでも里親募集中」のお世話になっていましたが、このような多大で実効力のある活動を太田さんという一個人が行っているということを知り驚きました。

審査委員会では、志をもつひとりひとりができることをやれば大きな力になることを示した太田さんの取り組みを高く評価しました。そして太田恵介さんの活動によって救われた多くのどうぶつたちからの感謝の声の代弁者として、第一回どうぶつからの感謝状理事長賞に決定しました。

審査員特別賞

NPO法人ライフボート

NPO法人犬と猫のためのライフボート~手を伸ばせば救えるいのちがある~

譲渡会場 ♥ 運命の出会いはあるかな?

「NPO法人犬と猫のためのライフボート」は行政機関とも連携し新しい飼い主さんを探す活動を行っています。
またライフボートは千葉県柏市郊外に日本ではまだ珍しいアニマルシェルター(飼育保護施設)を持ち、年間1,200頭を超える里親募集活動だけではなく、先天性疾患・身体障害などで譲渡が困難な犬40頭、猫40頭の終生飼育を行なっています。

シェルターには附属の動物病院として「LBJ付属動物病院」を開設し、シェルター内の動物だけではなく、ボランティアの方々に協力して地域猫の去勢避妊手術を推進しています。
ライフボートでは活動を開始した2001年から岐阜市保健所の仔猫の受け入れをしています。(受け入れに犬がいないのは、岐阜市保健所では自身の譲渡努力で子犬の殺処分ゼロをすでに達成しているからです)

ライフボートが受け入れしている仔猫の数は減少傾向にありますが、これは岐阜市の殺処分がその分増えているということではなく保健所から飼い主さんに直接譲渡される子猫が増えていることによります。

保健所では、持ち込まれた仔猫についてあらかじめ募集したボランティアに自宅飼育してもらう一方、飼育希望者に毛色など希望条件を聞き、条件の合う子がいればボランティアさんが自宅から保健所まで連れてきて面会をしてもらう、というシステムを作り、大きな成果をあげられるようになりました。
ライフボートが実現させた行政機関からの団体譲渡の取り組みは現在、千葉県、茨城県、山梨県、福井県、静岡県、それに岐阜市(中核市)の1市5県に広がり収容された犬猫の受け入れをしています。

これらの自治体は自らも熱心に殺処分の回避に向けて取り組むようになりました。
審査委員会では1998年当時、動物愛護に関してまったくの素人だったからこそ、既存の行政制度にとらわれず新しいシステムを手探りで創造した弓長五百人さんや吉田淑子さんたち創始者メンバーの卓越した才能と殺処分ゼロ実現に対する志の深さ、そして創始者の理念と志を引き継ぎ、次のステップへと着実に進んでいる稲葉友治理事長以下スタッフ、ボランティアの皆様に敬意を表し、第一回どうぶつからの感謝状審査員特別賞に決定いたしました。

福島賞

今年は特別に東日本大震災、福島第一原発事故において被災動物救出に貢献した方に、3つの賞とは別に福島賞を設けて表彰状と賞金1万円を授与します。

NPO法人エンジェルズ

今年は特別に東日本大震災、福島第一原発事故において被災動物保護に貢献した方に、3つの賞とは別に福島賞を授与することになりました。

2011年3月11日 私たちにとって忘れることのできない日付です。
未曾有の大混乱の中、NPO法人エンジェルズは震災直後後、動物たちを救おうと一路東北に向かいました。林代表、林統括、DJ村内氏をはじめとするエンジェルズの皆さんの被災動物保護活動は、世界中の動物を愛する人々やヒューメインソサエティー(1100万人以上の支持者を持つ全米最大の動物愛護団体)をはじめとする多くの動物愛護団体から支持を受け協働しました。

(財)日本動物愛護協会、(公社)日本動物福祉協会、(公社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会によって構成されたどうぶつ救援本部(正式名称 緊急災害時動物救援本部)から活動支援金として950万円の義援金分配交付金も受けています。

そして環境省から「民間団体が公益立入の許可を得て行う動物の保護活動」の許可を受け警戒区域内での保護活動を精力的に続けています。
この間、エンジェルズは東日本大震災被災動物以外の動物保護活動も熱心に続けていました。9月にはいち早く和歌山台風の被災動物救済に向かいました。
また大阪府からは正式に団体譲渡の許可を受け行政に殺処分されていたかもしれない命を救いました。

審査委員会では、命を救われた被災動物をはじめとする多くのどうぶつたちに成り代わり、感謝の声を届けるべく、NPO法人エンジェルズを第1回どうぶつからの感謝状福島賞に決定しました。

どうぶつからの感謝状 入選

はっちゃん

「地球に生きる全てのどうぶつを代表して心から感謝するニャー」
byはっちゃん

岡田 智子 『てるてる』の渡る世間はニャンばかり?
後藤 一弥 つんだら日和
佐藤奈美子 盲犬てんちゃんの幸せ日記
山本恵美 人も幸せ ネコも幸せ
倉本恵美 ケンの家
対田和美 純情仔猫物語
藤村晃子 非営利一般社団法人日本動物虐待防止協会 Nippon SPCA
有城 覚 110番動物園
蓮見千栄 ココロの栄養 。。。
金木洋子 NPO法人日本動物生命尊重の会
三戸美穂子 いぬ・ねこネットワーク秋田
渋谷香奈 Animal Rescue SASEBO
森 朋美 Animal 3rd Eyes
大久保幸菜 いぬねこレスキュー@ちば
中峰清恵 ペットの味方 うんきん’Z
巴 諭 栃木動物緊急避難所
木村愛子 長崎 Life of Animal
丸山孝志 特定非営利活動法人グリーンラインを愛する会
練馬区保健所生活衛生課、練馬区地域猫推進ボランティア 「練馬区地域猫推進登録ボランティア制度
成田青央 ペット虐待列島―動物たちの異議申し立て[単行本]
高橋幸子 HP、ブログを持っていません

環境大臣賞 どうぶつからの感謝状