46_岡山県倉敷市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.46
申請日:2025年11月17日
申請/実施責任者:倉敷市保健所 生活衛生課
場所:岡山県倉敷市
居住者:当事者本人(56歳、女、正社員)、息子(17歳、学生)
居住環境:貸家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):38頭(35頭で申請するも実際は38頭であった)
手術日:11月27日
協力病院:にじのはしスペイクリニック岡山分院
チケット発行数:24枚(手術済み11頭を除く24頭分を申請)
手術頭数:24頭
協働ボランティア:なし

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 2019年頃に里親募集していた保護猫1頭(メス)を引き取ったが、その猫が脱走した際に妊娠して子猫が生まれた。
  2. 子猫の里親は見つかったが、そこから徐々に頭数が増え、2022年に現在の住居に転居した際には12頭(手術済み4頭、未手術のオス1頭、未手術のメス7頭)になっていた。さらに、転居直後に当事者が2ヶ月入院し、退院した時にはすべてのメスが妊娠していた。
  3. オスだけでも手術しようとしたが、触れない猫ばかりで実施できず。だんだん頭数が増え、2025年2月には49頭になっていた。
  4. 2025年2月、当事者から倉敷市保健所に相談があった。生まれる子猫が多く、母猫の育児放棄等で子猫が毎日1、2頭死んでしまい精神的に苦しいとのこと。後日、当事者の自宅を訪問して多数の猫がいることを確認した。
  5. 早急に不妊手術を行うこと、すぐに手術ができないのであれば雌雄を分けて飼育するなど猫が増えない環境づくりをすること、頭数を減らすために里親探しをすることを指導。
  6. 当事者に不妊手術をする意思はあるが、猫の頭数が多く経済的な負担が大きい。全頭を一度に手術することができず、徐々に頭数が増えている状況。住居は不衛生でアンモニア臭もあり、放置すれば虐待に該当する可能性が高いため申請に至る。
  7. 35頭のうち未手術の24頭分を申請しており、24頭はチケットを使用して手術済みとなった。しかし、申請時に把握できていなかった未手術の猫3頭が発見され、この3頭については2回目の申請を検討している。
  8. 住居の清掃や片付けができたことで臭いも軽減し、猫の運動スペースが増えてストレスも軽減された。猫は当事者が飼養を継続する。
    ※倉敷市保健所回目のレポートはこちら。※URL添付要

手術日オスメス耳カットのみ
11月27日1410024
1410024

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
正確な頭数を把握することができていなかった点を反省している。今回は動物病院等の協力もあって、1日で24頭の手術を行うことができ、チケット交付から手術完了までスムーズに事業を進めることができた。残り3頭の手術も承認が得られ次第、実施したいと考えている。
頭数が多い状態での飼育が続くため、継続的に見守りを続けていく。


どうぶつ基金スタッフコメント
申請時に把握できていなかった3頭が発見され、未手術の猫が残る結果となりました。すでに検討されていますが、この3頭から元の状態に戻ってしまうことが十分に考えられるため、速やかに2回目申請を行っていただきたいと思います。
自ら相談したことで、当事者は解決の糸口をつかみました。その「糸」の端を離さないよう、残る3頭の不妊手術に向けて当事者自身が主体的に行動すること、また、飼養環境を改善することが求められます。悩んだ時は行政にも相談しながら、取り組んでいっていただきたいと強く願います。


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