47_高知県高知市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.47
申請日:2025年11月21日
申請/実施責任者:高知市保健所
場所:高知県 高知市
居住者:当事者本人(51歳、女性、無職)
居住環境:貸家/集合住宅
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):52頭(3頭)(42頭で申請するも実際は52頭であった)
手術日:12月18日、12月19日
協力病院:ろばの子動物診療所
チケット発行数:37枚(手術済み2頭、幼齢の3頭を除く37頭分を申請)
手術頭数:37頭
協働ボランティア:NPO法人アニマルサポート高知家

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 2010年に知人から1頭の猫を譲り受けた。
  2. 2016年にさらに1頭、2022年6月に内縁の夫が2頭(オス1頭・メス1頭)を知人から譲り受けて飼い始めたところ、繁殖を繰り返して多頭飼育状態となった。
  3. 当事者がボランティアへ相談し、相談を受けたボランティアから情報提供があり発覚。トイレの数を増やすことなどについて説明と指導を行った。
  4. 多頭飼育発見時には内縁の夫と同居していたが、関係解消のため収入がなくなり、生活保護の受給を開始したため申請に至った。
  5. 当初42頭で申請するも申請後に新たな猫が発見され、実際の総数は52頭であった。手術対象であった37頭については全頭手術済みとなったが、5頭(子猫3頭、母猫1頭、メス1頭)が未手術となり、新たに見つかった猫のうち8頭についてはボランティアが費用を負担して手術予定である。
  6. 未手術の5頭(子猫3頭、母猫1頭、メス1頭)については2回目の申請を予定している。
  7. 衛生環境や臭いは以前より改善され、トイレも6個増設された。以前はトイレの砂がなかったが補充もされていた。手術後の猫の栄養状態は良く、問題がある個体も見受けられなかった。
  8. 52頭のうち11頭はボランティア団体が保護、残る41頭は引き続き当事者宅に住み続けるが、現在の住居は高額家賃のため福祉課から生活保護費の範囲内の住居への転居を指導中。
  9. 転居先を見つけるためにも、譲渡をすすめて猫の頭数を減らしていく。
    ※高知県高知市2回目のレポートはこちら。※2回目のレポートはこちら
手術日オスメス耳カットのみ
12月18日109019
12月19日711018
1720037

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
当事者は捕獲に協力的でなく、ボランティアの協働がなければ、手術ができない猫が多くなっていた。


どうぶつ基金スタッフコメント
不妊手術についてはさまざまな考え方がありますが、未手術の猫を安易に譲渡することがこのような悲劇を生むことがあります。譲った方も譲り受ける方も、その命に対する責任がありますが、知人や友人同士での譲渡を発端に多頭飼育崩壊に陥るケースは過去何例も見てきました。譲る前に今一度、譲り受ける前に今一度、自分自身の「責任」を果たせるか考えていただきたいと思います。
今回、支援時に想定以上の猫がいることが分かり、子猫3頭を含む5頭が未手術となりました。ただ、この5頭についてはすでに2回目申請が出されており、ほどなく全頭手術済みとなるはずです。11頭をボランティアが保護したものの、現場には未だ41頭の猫が暮らします。当事者の経済状況から転居を余儀なくされており、譲渡を進めることが急務です。


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