43_北海道森町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.43
申請日:2025年11月10日
申請/実施責任者:森町役場 住民生活課 住民年金係
場所:北海道 茅部郡森町
居住者:当事者本人(85歳、男性、無職)、配偶者(86歳、女性、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):22頭(当初28頭と申請するも実際は22頭だった)
手術日:12月11日
協力病院:MobilVETOffice
チケット発行数:27枚(申請当初の28頭から手術済1頭を除く27頭分を申請)
手術頭数:21頭(申請時の頭数が誤っていたため6頭分未使用)
協働ボランティア:森さくらネコ
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 2020年5月に知人から雌猫1頭を譲り受けて飼育していた。
- 夏場に網戸をひっかいてできた隙間から屋外に出てしまい、妊娠した状態で戻ってきて4頭の子猫が生まれた。親猫は避妊手術を行ったが、経済的に余裕がなく子猫4頭は未手術であったことから繁殖を繰り返し22頭にまで増えた。
- ボランティア団体からの情報提供と相談により発覚。当事者から直接の相談ではなかったため、指導等は行っていない。
- 担当課とボランティア団体とで協議し、当事者にも聞き取りを行った結果、このままでは多頭飼育崩壊に陥り、生活も立ち行かなくなるため救済が必要と判断し申請に至った。
- 当事者が飼育頭数を正しく把握できておらず、当初は総数28頭としていたが実際には22頭であった。このうち手術済みの1頭を除く21頭について、チケットを使用して手術が完了した。
- リターン前に清掃等を行い、衛生環境の改善を図った。トイレの数も2個→7個に増設し、今後少しづづでも増やしていくよう指導を行っていく。手術後、猫の健康状態は良く、ストレス等についても特に問題はない。
- 今後このまま同じ場所に住み続けるが、高齢の生活保護世帯であるため、今後のことを考えてできるだけ譲渡を進めるよう指導を行っていく予定である。
| 手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 12月11日 | 11 | 10 | 0 | 21 |
| 計 | 11 | 10 | 0 | 21 |
【現場写真(支援前)】


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
作業前に参加者全員でミーティングを行い全体的にはスムーズに進んだが、写真撮影に関して撮影の仕方が統一できなかった。また、時間差で参加するボランティアの人数等を把握していなかった。
どうぶつ基金スタッフコメント
まずは、出張手術(振興局に確認のうえ往診扱い)にてご対応いただいた協力病院に感謝を申し上げます。
最初の1頭を譲り受けた際に不妊手術を行っていれば…、その1頭をきちんと室内飼育できていたら…、「たられば」を言い出せばきりがありませんが、どうぶつ基金に寄せられる多頭飼育救済申請の多くでそのように感じてしまいます。
多頭飼育崩壊に至れば人も猫も疲弊し、猫にとっては場合によって命の危機に瀕します。特に、今回のような高齢世帯において発生する多頭飼育は猫が取り残される可能性が高くなります。そういった事態に陥らないよう、譲渡先探しを進めていく必要があるでしょう。行政やボランティアの協力を得ながら、当事者自身においても努力をしていただきたいと思います。



