壱岐島TNR地域集中プロジェクト 11月ご報告!
いつもどうぶつ基金を応援いただきありがとうございます。
11月17日~11月25日の9日間
どうぶつ基金は壱岐島TNR地域集中プロジェクト「イキイキ!さくらねこTNR大作戦」
第二弾を開始し、第8回目を実施しました。
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壱岐島TNR地域集中プロジェクト「イキイキ!さくらねこTNR大作戦」11月ご報告

【実施日程】
・2025年11月17日(月)~11月25日(火)
【会場】
・どうぶつ基金病院壱岐島(旧しんぎょれん)
【概要】
執刀医:長井
参加人数:
(行政職員)
11/17 : 2名
11/18 : 1名
11/19 : 1名
11/20 : 2名
11/21 : 1名
11/22 : 1名
11/23 : 1名
11/24 : 1名
11/25 : 2名
(シルバー人材:費用負担壱岐市)
各日:3名
(有償ボランティア:費用負担壱岐市)
各日:2名
(無償ボランティア)
11/17 : 3名
11/18 : 2名
11/19 : 2名
11/20 : 3名
11/21 : 0名
11/22 : 4名
11/23 : 3名
11/24 : 5名
11/25 : 2名
手術数:オス 141頭/メス 222頭/メス(妊娠) 2頭/耳カットのみ(※) 1頭
※耳カットのみとは:麻酔後、ワクチン投与・ノミダニ駆除・耳カットをしたが、
手術前に不妊手術済であったことが獣医により確認されたため手術を行わなかった猫のことです。
総数:366頭


11月は、366頭のさくらねこが誕生しました。
今回の活動で特に印象的だったのは、事前の想定と現場の状況の「ギャップ」でした。

ボランティアチームは事前に聞き取った頭数分の捕獲器を準備して現場に向かいます。
しかし、いざ到着してみると、そこには報告されていた数以上の猫たち。
予定していた数の捕獲器では足りず、何度も拠点に取りに戻ることもありました。

「自宅や近所に、これほどの数の猫が住み着いていたなんて…」
毎日そこで暮らす依頼者の方でさえ、隠れて生きていた小さな命の多さに言葉を失い、驚きの声を上げられていました。
隠れて生活している猫がいかに多く、繁殖のスピードがいかに速いか。
現場のリアルが浮き彫りになった11月でした。

そのような状況下でも、地域の方たちのため、猫達のためと奔走し、捕獲・不妊手術・リターンまで駆け抜けた9日間となりました。

今月も、朝から晩まで現場を奔走してくださった行政職員の皆様、
ボランティアの皆様、獣医師の先生、そしてご支援くださる皆様のおかげで、無事に終えることができました。


10月は妊娠率が0%となりましたが、11月は0.89%。
このわずかな数を見逃すことなく続けることでTNRは成功します。
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【壱岐市・担当者より】
今月で3000頭を達成しましたが、まだ対応の終わってない方が多数いらっしゃいます。
今後も対応を精進してまいります。
【どうぶつ基金スタッフより】

「依頼者さんも把握できていない猫が、実はたくさん潜んでいる」
11月の現場から届いたこの事実は、私たちにTNR活動の重要性を改めて突きつける内容となりました。
猫達の近くで生活している依頼主さんですら気づかない場所で、
不妊手術をしていない猫は確実に、そして静かに増えています。

「予定数と違うから」と諦めず、何度も捕獲器を取りに戻り、
最後の一頭まで向き合い続けたボランティアの皆様の粘り強さには、本当に頭が下がる思いです。
想定外の事態こそが、TNRの現場のリアルです。

だからこそ、私たちは歩みを止めるわけにはいきません。
猫たちの平穏がずっと続くように。私たちも気を引き締めて、このプロジェクトを進行していきたいと思います。
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どうぶつ基金がこのようなプロジェクトを実施できるのも、
皆様からの温かいご支援があってこそです。

手術後、ボランティアさんたちがお世話をしてくれます。
どうか、これからも殺処分ゼロ実現のためにご支援をよろしくお願いいたします。
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さくらねこサポーター – どうぶつ基金
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