理事長 佐上邦久ごあいさつ

一つ一つの命を大切に。

お礼とご報告

2016年度の行政による猫の殺処分数は45,574頭でした。前年が67,091頭ですから、殺処分数は2万頭以上減りました。10年前は約23万頭の猫が殺処分されており、毎年約2万頭殺処分数が減り、このまま2万頭ずつ減れば2019年度は殺処分ゼロが達成できる勢いです。

ここまで急速に猫の殺処分数が減った一番の要因は全国でTNRが進んだことです。また譲渡数が増えてきたことも要因です。これはボランティアさんたち一人一人がコツコツTNRを行い、再譲渡のためにセンターから引き取りを行ってきた成果と言えます。

一方、法改正により行政が引き取りを拒否できるようになり、センターでの引き取り数が大幅に減少しました。引き取り数が減れば一時的に殺処分数も減るわけですが、実際には不妊手術をしていないノラ猫を野に放つことになり、結果ノラ猫は増え、苦情も増えるというしっぺ返しがすぐにやってきます。保護の必要がなく自立している猫の引き取りを拒否することは賛成です。しかし不妊手術をして元いた場所に戻す、つまりTNRを行わないと問題は解決しません。

問題の抜本的解決にはTNRが最も有効であることを再認識しました。

そんな思いで活動を続けた結果、2017年度、どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術は22,555頭におよび、殺処分ゼロがいよいよ現実になってきました。

どうぶつ基金は、ゴールが見えてきた今こそ焦らず、一つ一つの命を大切に、丁寧な活動で殺処分ゼロを実現したいと思います。

引き続きご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久