奄美行政にノラ猫推定生息数の根拠説明を要請

奄美大島ねこ対策協議会に要望書提出

(公財)どうぶつ基金とNPOゴールゼロは「奄美大島ねこ対策協議会」会長兼「奄美市環境対策課長」に要請書を手渡しました。

要請事項は、

  • 奄美大島のノラネコの推定生息数5000~10000匹、奄美市は7000匹と発表するが、根拠と調査方法や結果を示すこと。
  • どうぶつ基金と徳之島3町が協働した「徳之島ごとさくらねこTNR」の様に、5市町村との協働による1万頭のTNRを内容とするもので、今月27日までの回答を求めました。

要請書提出後、会談が行われました。

「奄美市ノラネコ算出方法は虚偽でした」会長認める。

どうぶつ基金では、奄美大島のノラ猫の数が行政発表と比べて大幅に少ないという疑義が生じていたので、調査方法について質問していました。
仮に6000匹のノラネコが生息しているとすれば20匹のノラ猫コロニーが300カ所必要です。「あまみのさくらねこ病院」を運営する中で、日々ノラ猫の情報は入ってきますが、奄美市内に20匹以上の未手術のノラ猫コロニーはありません。このことからも奄美市内のノラ猫数は大幅に少ないと考えられます。

これまで会長は、どうぶつ基金からの質問に

「奄美市のノラ猫の推定頭数7000頭はメッシュ調査によって算出した」

と答えていました。

しかし、今回の会談でそれが、

虚偽答弁であったことを認めました。

そして実際には、

「ノラ猫の推定頭数は、市に登録している飼い猫の数の2~3倍ということで5000から7000と算出していた。しかも5年前の数値。」

と答えました。

ノラ猫の推定数が、飼い猫登録数の2,3倍になるという根拠は全くありません。
実際の奄美市のノラ猫の数は5000-7000頭よりもかなり少ないと思われます。

奄美市には科学的根拠のあるノラ猫の推定生息数調査を行ったうえでTNR計画の見直しを求めます。

また、

アマミノクロウサギの推定生息数2000-4800頭に至っては、驚くべきことに、15年前のデータが使用

されています。

環境省には、

マングース駆除によって激増したクロウサギの総生息数調査を行い最新の結果を基にした計画見直しを求めます。

このようにずさんな数値をもとに策定された猫3000頭の駆除計画はすでに始まっています。

猫の駆除殺処分3000頭は、このまま放っておけば10年も続くのです。

私たちは、引き続きユネスコの理念(多様性の尊重、非排他性)に反した「猫3000頭殺処分計画」の見直しを求めます。

どうぶつ基金理事長

奄美大島ねこ対策協議会会長に要請書提出

インタビューを受ける奄美大島ねこ対策協議会会長

NPOゴールゼロ代表齊藤獣医

 

NPOゴールゼロ齊藤代表から猫の譲渡について質問