奄美におけるノラ猫の餌やりについて

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「世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!」

島民の方からノラ猫への餌やりについてどうぶつ基金に下記相談がありました。

  • 餌やりは全面的に禁止と職員から言われた。
  • ご近所の方からノラ猫に餌をやると条例違反だ!警察を呼ぶと言われた。
  • TNRした猫にも餌はやってはいけないと言われた。

どうぶつ基金から事実確認をさせていただき、下記回答をいただきました。実際、質問してから回答までに約2か月時間がかかりました。

奄美市役所 環境対策課自然環境係からの回答 September 7, 2018 5:21 PM

奄美大島の5市町村には「飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例」が制定されており、条例の中に「飼い猫以外のねこに対し,みだりに餌や水などを与えてはならない。」と規定されています。つまり、みだりな給餌・給水を行うことは禁止されています。条例・規則に「みだり」の定義が規定されていないのですが、餌を放置したり、猫が食べきれない量のエサを与えたり、残飯ゴミを放置する行為等が「みだり」になるかと思われます。以上のような行為をしなければ、エサを与えてよいのかという話になるかと思われますが、周辺に住まれている方の理解を得なければ厳しいと思います。理解を得るためには、エサは適度な量を与え、食べ残しを処理し掃除を行ったり、周辺に糞・尿がある場合は始末する等々行わなければいけないと思います。


今回、文章ではっきりと事実確認ができたことを、島民の皆様をはじめ、全国で心配していただいてる皆様にご報告させていただきます。

要は餌を与える行為事態が禁止ではなく、マナーを守らない行為が禁止されているようです。どうぶつ基金からは協議会代表窓口奄美市環境課に以下のお願いをしました。

奄美市が掲げている看板、張り紙、ポスター、及び職員さんの説明で多くの島民、観光客、愛護団体が誤解をされています。

『のらネコにエサを与えないでください。』このような文面では、飼い猫以外の全ての猫に餌をやる行為そのものが禁止とされている印象を受けます。

複数の奄美市民の方から、奄美市に問い合わせたら「すべての猫への餌やりは禁止です」と回答を受けたと聞いています。また当財団理事長がTさんに同じ質問をした際も「すべての猫への餌やりは禁止です」という回答を受けました。Yさん自身も当初そのように私におっしゃっていました。『みだりでなければノラ猫に餌を与えてもよい』という正しい回答を市民の皆様に周知いただきますようお願いいたします。このままでは住民同士の対立も起こりかねません。

どうぶつ基金が全国に配布している餌やりマナーポスターを奄美市に寄付させていただく事にしました。

どうぶつ基金の餌やりについての見解はこちらから

 

 

 

 

 

 

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