奄美大島の自然②クロウサギは数倍増!

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「世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!」

アマミノクロウサギ、ネイチャーガイドが語る真実

クロウサギは数倍に増えている。

奄美生まれ奄美育ちの荒田さんは、クロウサギウオッチングのナイトツアーを27年前から行っています。

生活をかけて27年間、毎晩のようにクロウサギを求めて山に入っている人のお話は、誰よりも説得力がありました。

インタビュー:2018年10月23日20時ごろ、奄美ネイチャーコムにて

重要な発言内容

  • 27年前にクロウサギウオッチングを始めたころは、クロウサギが見れない日もあり、苦労した。山の奥深くまでいかないと見れなかった。

  • 奄美マングースバスターズが発足してマングースの駆除を始めてから10年ほどで、急にクロウサギの数が増えだした。里からすぐ近くでも見れるようになった。10年で倍増はしたと思う。この間の猫の駆除はほとんど行っていないので、猫を殺さなくても、クロウサギは数倍に増えているのは明らか。(※有史以来2017年までに奄美全域で行われた環境省によるノネコ駆除はわずか13頭)

  • その後も、クロウサギの数は増え続けている。27年前と比べて数倍、いやもっと増えていると思う。今は遭遇率100%、お客様に喜んでもらえて嬉しい。(※10月23日夜は激しい雨にもかかわらず90分ほどの間に10頭以上のクロウサギに遭遇した。猫には1度も遭遇せず)

  • 昔は島にもっと猫がいた。家ごとに数頭の猫を飼っているのが普通だった。ハブ除けのために猫と人が共生するのはご先祖様の知恵、島の伝統だ。道路を走るとあちこち、そこら中に猫が見えた。そんなときでも、アマミノクロウサギは減っていなかった。環境省はどうして猫を標的にするのかわからない。それよりも問題はロードキルでしょ。
  • 猫が原因でウサギが絶滅するとは思わない。猫はごく稀に山で見る(10日に一回ぐらい)がめったに見ない。山に猫はそんなにいない。

  • マングース対策が功を奏して、クロウサギが数倍に増えた今、道に出てくるウサギも増えている。そうすると交通事故も増える。クロウサギの命を守るには何よりも夜間通行止めなどのロードキル対策が重要だと思う。

  • (写真:無防備に道端やアスファルト道路でくつろぐクロウサギ。レンタカーで走る観光客には見つけにくい)

 

環境省によるふんの数などの調査によると、アマミノクロウサギは島内の各地域で増加。10~12年は、07~09年と比べて見つかるふんの数が5倍以上に増えた地域もあった。

荒田さん:蛇だけでなく、カエル、アマミノクロウサギ、ネコ、ネズミありとあらゆる動物が車に轢かれて死んでいっている。嘆かわしいことだ。車対策(通行止め)などの措置が必要だと思う。

どうぶつ基金:環境省の発表でも、はっきりしているアマミノクロウサギの死亡原因の1位は交通事故になっています。

環境省の調査によると、2016年に断定できたアマミノクロウサギの死因は100%交通事故でした。同省が発表した2000年~2013年の死因調査 を見ても、クロウサギの死因のうち、犬や猫に捕食されたと断定された割合は数%に過ぎません。(※捕食された跡があっただけで、直接の死因は断定されていない)

(写真下)ロードキルで殺された蛇の死体

奄美新聞奄美新聞2017年1月

今回のインタビューで、アマミノクロウサギがマングースバスターズの尽力により激増(数倍以上)していることが明らかになりました。また山にいる猫の駆除、殺処分が、非人道的で根拠に乏しい非科学的な蛮行であることも明らかになりました。猫の駆除、殺処分は世界遺産登録の妨げになり奄美の評判を貶める行為です。今奄美に必要なのは徳之島でどうぶつ基金と行政が行ったような官民協働による一斉TNRです。

産まれてスグに殺される
そんな悲劇をゼロにするために、温かいご支援を願いいたします。

★さくらねこサポーターになってください。

飼い主のいない猫、すべてに不妊手術を施してこれ以上増えないようにする「さくらねこTNR」などの長期プログラムには「毎月」の継続したご支援が欠かせません。また、多頭飼育崩壊への緊急対応など、いざというときにどうぶつ基金が迅速に活動できるのは、皆様より日ごろから継続的にいただくご支援があればこそ可能になります。

http://u0u1.net/MZpi

 

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