ちきゅう部、宣言。

ちきゅう部宣言

1.  どうぶつ基金はこれまで、犬や猫が殺処分されることなく、幸せに人と共生できる世の中を実現するため、
さくらねこTNRを中心に活動してきました。

2.   その活動を通して、ヒトも犬もネコもミジンコも木や花も土も水も、みんな絶妙なバランスでつながっていること、
どれひとつ、ないがしろにしてはうまくいかないことに気がつきました。

3.   ヒトが何かを守ろうとして他の生き物を駆除すると、絶妙なバランスが崩れ、けっか、
地球全体や人の心まで壊してしまう、そんなことが現実に起きています。

4.   そこで地球の全体を見て考え行動する「ちきゅう部」を、アースデイ4月22日に設立します。
(アースデイがバースデイです)。

5.   これまでの活動で養った「常識を疑う目」で地球の全体を見ます。(「常識を疑う」姿勢を大切にします)。

6.   どうぶつ基金は、ちきゅう部の設立にあたって、大ぶろしきを広げます。そして地球をやさしさで包み込みます。

 2021年 4月 22日 アースデイ どうぶつ基金


これまでどうぶつ基金の活動は、
全国での猫の無料不妊手術(さくらねこTNR)に特化していました。

その結果、行政による猫の殺処分数は目をみはるほど急速に減少し、
ここに来てようやく殺処分ゼロのゴールが見えてきました。

でも、これらTNR活動を進めるなかで、だんだん見えてきたのは、
私たちの周りのすべての生物を取り巻く地球全体の自然環境が危機的な状況にある、ということでした。

そこでどうぶつ基金は、これまでの経験と知恵を活かし
「全ての生物が幸せに共生でき、かつサステナブルな地球環境を実現する」ため、
新たに「ちきゅう部」というセクションを、どうぶつ基金のなかに設立しよう、
という思いに至りました。

もともと、どうぶつ基金の定款にある目的 / ミッションは
「動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、
環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の建設に寄与すること。」です。

ここに、目指すべき未来への展望として
「全ての生物が幸せで自由な地球」を加えたいと思います。

「全ての生物が幸せで自由な地球」になるには
「全ての生物が幸せに共生できるサステナブルな地球環境」を実現しなければなりません。

そのとき特に配慮したいと思うのは、

「生きもの目線で弱者にやさしくする。」
「ヒトの役に立つから、希少だから、という理由で命に差をつけない中長期的な視点を持つ。」、

この二点です。

これは、種の保存法により特別天然記念物に指定されている
国内希少野生生物種のアマミノクロウサギを保存しながら、
奄美大島と徳之島でさくらねこTNRミッションを遂行するなかでも強く思ったことでした。

科学的にも正しい、生きものと弱者へのやさしさを、広く伝えていきたい。
それができるどうぶつ基金になりたい。

犬や猫だけでなく、というより、
犬や猫のためにも、ほかの生きものの命も大切にしたい。
人間の健康な未来も大切にしたい。

2021年のどうぶつ基金は、さらに幅広で活発に活動していきます。
これまでのどうぶつ基金への温かいご支援に深く感謝いたします。

みなさまのご厚意のおかげで、より深く、より広く、
弱いいのちを取り巻く環境が見えてきました。

その先の道も見えてきました。

これまでの活動からすると、ちょっと横道、に見えるかもしれませんが、
この横道もまた本筋です。

どうかみなさまのいっそうのご理解、ご教示、
ご鞭撻をたまわれますよう、お願い申し上げます。

 

ちきゅう部宣言

1.  どうぶつ基金はこれまで、犬や猫が殺処分されることなく、幸せに人と共生できる世の中を実現するため、
さくらねこTNRを中心に活動してきました。

2.   その活動を通して、ヒトも犬もネコもミジンコも木や花も土も水も、みんな絶妙なバランスでつながっていること、
どれひとつ、ないがしろにしてはうまくいかないことに気がつきました。

3.   ヒトが何かを守ろうとして他の生き物を駆除すると、絶妙なバランスが崩れ、けっか、
地球全体や人の心まで壊してしまう、そんなことが現実に起きています。

4.   そこで地球の全体を見て考え行動する「ちきゅう部」を、アースデイ4月22日に設立します。
(アースデイがバースデイです)。

5.   これまでの活動で養った「常識を疑う目」で地球の全体を見ます。(「常識を疑う」姿勢を大切にします)。

6.   どうぶつ基金は、ちきゅう部の設立にあたって、大ぶろしきを広げます。そして地球をやさしさで包み込みます。

 2021年 4月 22日 アースデイ どうぶつ基金