みみ先カットは愛され猫のしるし
日本のいろんな地域で、猫たちがふえすぎて迷惑をかけないように、ボランティアさんが獣医さんに運んで不妊手術をしています。
この手術の時、麻酔中の痛くない間にお医者さんがメスで耳先をV字にカットします。これが不妊手術済みのしるしとなります。そして耳先カットされた猫はボランティアさんや地域の皆さんに見守られて一代限りの一生を終えます。
耳先カット猫について
日本では毎年、十数万頭の罪なき猫が行政(ほけんしょ)で殺処分(ころされること)されています。こんな残酷な状況を無くして猫の殺処分をゼロにするために、ノラ猫の不妊手術が行われるようになりました。でも同じような顔の猫がいると、手術をしたかどうかが分からなくなりボランティアさんは困っていました。そこで動物愛護の先進国ドイツで不妊手術済みのしるしとしてみみ先カットが行われるようになりました。 最初は見た目が痛々しいために反対する人もいて、首輪やピアスが試されましたがスグになくなってしまい役に立ちません。結局、みみ先カットが一番だということになり、世界中でみみ先カットがおこなわれるようになり、今では日本でも常識になりつつあります。環境省も地域猫のみみ先カットを推奨しています。
厳しい現実とヒトの心の温かさ
地域社会で人と共に暮らすみみ先カットネコはいのちの大切さを示すとともに「この街はどうぶつに優しい素敵な街です」というメッセージを発信し、厳しい現実社会にヒトの心の温かさを灯しています。
猫や鳥など身近な生きものの命を尊重できるかどうかは、人間社会のバロメーター。年間20万頭と言われる日本の殺処分数は、犯罪率や自殺率にも関連し、子どもへの盈虚も大きな社会問題です。殺処分ゼロを具体的に実現するには、猫ヘルパーさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、 捕獲器で捕まえ、協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。この時この猫は不妊手術済みですということが他の人にもわかるように、麻酔中にみみ先を少し切ります。みみ先カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしです。地球の中で生きていくみみ先が少し切られた猫は、きびしい現 実社会にヒトの心の温かさを灯しています。
一代限りの命をやさしく見守って不妊去勢手術の可視化にご理解を
せっかく自由に生きているノラ猫を捕まえて、手術して耳まで切っちゃうなんて残酷な、という人もいます。でももっと残酷な殺処分20万頭という現実が猫たちには迫っているのです。手間とお金を出してでも、猫たちに生きてほしいと思う人たちの心の現れ「みみ先カット」。この思いが、世の中で見えるようになることで、じっさいに殺される猫が減っています。
不妊手術をする時、麻酔がきいている間に、目印のためにみみ先をVカットします。
愛され猫のしるし ♥ みみ先Vカット
下記、 地域猫活動わかりやすく紹介された番組です。
無敵のニャンドル「はっちゃん]
★はっちゃんの右耳は、公園時代に地域猫として去勢手術をしてもらった印です。
ノラ猫時代、猫ヘルパーさんにお世話なっていました。
その後、カメラマンの八二一様と運命的な出会いの末、家族に迎えられスター猫として大出世!
はっちゃんだけでなく、人懐っこいノラ猫はたくさんいます。
どの猫たちも、はっちゃんのように運命的な出会いを待っています♪
ノラ猫でも、あなたの最良のパートナーになれます♥
7月2日にぶんか社から写真集「みみ先カット猫のお話」が出版されることになりました。
著者への著作権印税は全て公益財団法人どうぶつ基金に寄付されます。

かわいい野良猫たちの写真集。
でも、よくよく見ると、みみ先が人工的にカットされています。
これは何? 心ない人たちにイタズラされたの?
いいえ、実は「みみ先カット猫」は愛され猫のしるしなのです。みみ先カットは、不妊手術済みの安全な猫ですよ、というメッセージ。行政による殺処分を減らすため、ボランティア団体が行なっているTNRという活動なのです。
本書は、「みみ先カット猫」の写真をメインに、殺処分やバースコントロールについて解説。小・中学生でも読めるような平易な文章で、わかりやすく「いのちの大切さ」を訴えます.